「<ポスドク>1人採用で5百万円」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090506-00000012-mai-soci

博士号取得後に任期付き研究員(ポスドク)として大学や公的研究機関で働く人たちの民間企業への就職を増やそうと、文部科学省が、ポスドクを採用した企業へ1人につき500万円を支給する。国策としてポスドクを増やしながら受け皿不足が指摘される中、「持参金」で企業側の採用意欲を高める狙い。文科省が企業対象の事業を実施するのは珍しく、09年度補正予算案に5億円を計上した。

その場凌ぎの対処療法だな.*1


ちなみに転職市場でも,学歴不問(= 「専門知識なんて評価しないよ」)というのも年齢制限がある(= 「実務経験なんて評価しないよ」)というのも圧倒的に日本企業に多い.対称的に「情報系学部卒以上(或いはそれと同等以上のスキルを持つこと)」みたいな専門知識で縛りをかけてくるのは外資に多い.

「○○社のXX社長は『MBAなど現場では役に立たない』と発言されていますが,これについてはどのようにお考えですか?」
「トップがそういうのなら,彼の会社にはその程度の仕事しかないのでしょう.ちなみに我が社では,それなりのポジションにつこうと思えば必須ですがね.」

たった1%の賃下げが99%を幸せにする

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ポスドク問題の原因は二点。
①大学内の人事が硬直化しきっていてポストが慢性的に不足
②かといって企業は年功序列なので新卒学士というターゲットゾーンから離れるほど興味がない

http://blog.goo.ne.jp/jyoshige/e/e73decc70dbc5a94f39d82a06b44c4c3

*1:まるで「新型インフルエンザで高熱が出たので,氷水をぶっかけて冷やしました」的な.