「“35歳”を救え〜あすの日本 未来からの提言」

http://blog.goo.ne.jp/jyoshige/e/721061d0c9e2b246b5baa162b64683b2
メモ

※再放送: 5月17日(日)午前2時05分〜3時18分(16日深夜)総合テレビ予定

考えられる対策は
①原資増加分の分配から原資全体の再分配にシフトする
②パイ自体をなんとかして増やす
の二点だが、②のためにも①は必須なので、結局は雇用体系を180度、抜本的に見直すしかない。

正規雇用比率が過半数を超えている韓国が、今のところ日本の10年後の社会像にもっとも近いと思われる。格差社会なんて生ぬるいものではなく、本当の階級社会の到来だ。(ひょっとして、一部の人たちはそれを狙っているのだろうか?)

余談だが、僕の同期で大企業や新聞社に入って、格差やワープアなんて他人事とばかりに生きてきた連中の間でも、上記のような悲観論が圧倒的だ。もうダメだ、就職は失敗だった、毎年の海外旅行も、BMWも、子供二人を私学に通わせることも夢のまた夢。とてもオヤジたちの世代のような暮らしは出来ない、と。

要するに、良い大学へ行って大企業に就職すれば報われるという昭和的価値観は、 東大卒という比較的恵まれた層においても崩れそしてそれは将来の予測ではなく、現実となっているのだ。

http://d.hatena.ne.jp/kaerudayo/20090507#p2

んだが、昨日のNスペ(NHKスペシャル|“35歳”を救え あすの日本 未来からの提言)で見えてきたのは、要は金の問題なのだってことだ。年収200万円台同士では子育てができず。子育てする気もないなら、籍入れなくてもいいじゃん。正社員でなければ籍を入れて得る公的なメリット(税金や保険など)も少ない。で、片方が実家にパラサイトしつつ、なんとなく、どっちかの部屋へ通い婚ってパターン。周囲を見回すと、子どもがいないカップルは、こんな感じが多いなぁ。(もちろん、恋愛に興味がない人もいるし、結婚制度自体を嫌う人もいるし、カップルにもいろんなパターンがあるし、それは話としては別ね、大前提として、念のため)

金や将来について不安が大きいという理由で、結婚をためらっている人たち。

35歳の4人にひとりだか、3人にひとりは、非正規社員だってよ! 男女含めてだからねぇ〜。

他のタイプはどうにもできないが、ここは行政や法律など、正社員前提で作られている現状の社会の仕組みをいじくることで、どうにかなるんじゃないかなぁ。と思うから、議論の対象になると思うが。

http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20080820/p1

http://ameblo.jp/kokkoippan/entry-10256807055.html

番組が“35歳”に注目するのは、団塊ジュニアで人口が多い世代であると同時に、今後20年にわたって子どもを育て、日本社会を支えていく中核であるからとのこと。ところが、いまの“35歳”の現実は、オイルショックの年に生まれ、社会に出るときにはバブル崩壊就職氷河期にあたり、まさにロスジェネ世代で、4人に1人は非正規社員と、不安定な状態に置かれています。

さらに付け加えるなら,日本の転職市場における『定年』で,この年齢を超えての転職は絶望的になることもあるかな.

この問題は1991年から何にも変わっちゃいねえ.