部長命令:雲を掴め!

「とある家電メーカーでの会話:クラウドテレビ編」 http://satoshi.blogs.com/life/2010/03/tv_bu.html
メモ.
ネタ ………… であって欲しいなあ.


ついでに「エライ人」タグを新設しました.

技術部長:え?「ク、クラウド」ですか。

副社長:そうだ。 GoogleAmazonがやっているクラウドだ。「あちら側」の話だ。
技術部長:「あちら側」って?

副社長:「あちら側」のことも知らんのか。少しは外に目を向けなきゃだめだよ。後で何冊か本を送るから、今週末にでも読んでおくといい。
技術部長:もうしわけありません、ここのところ家にも帰ってなくて。それよりクラウドとテレビとがどう関係するんですか?アクトビラのことなら、先日も「あれはだめだ」っておっしゃってたじゃないですか?

副社長:アクトビラのことじゃない。これはもっと大きな戦略的な、プラットフォームの話だ。
技術部長:プラットフォームですか

副社長:まだ分からんのか、Androidだよ。うちのテレビにAndroid を載せて、我が社のテレビを「クラウド化」するんだ。「クラウド・テレビ」の時代のリーダーシップを取るんだ。

「くらうどてれび」って,いったいなんなのだろう……….*1

若手:ありがとうございます。がんばります。ちなみに、ハードは現行のものをベースにってことですね。

開発主任:そうだ。メモリぐらいなら必要に応じて多少増やしても良いけど、次世代チップへの移行はその次の世代になる。
若手:ってことは、そこでまたゼロからAndroidを載せかえなきゃならないってことですね。

開発主任:そういうことになるが何か?
若手:いえ、結構大変だな、と思って。ドライバとかも全部作り直しになるし。

開発主任:次世代のことは心配しなくて大丈夫だよ。とりあえず春モデルに集中してほしい。

「そういうことになるが何か?」「とりあえず春モデルに集中」じゃねーでしょ.


そういう馬鹿な経営判断をする度に,帳簿からは見えない/見ようとしない巨額の損失が発生する.こういうことやってるから,開発コストがうなぎ登りなのです.

*1:文字通りに,雲を掴むような話.