パナソニック採用の8割外国人 大学生就職深刻になる一方だ

http://www.j-cast.com/2010/06/20069022.html
http://blog.goo.ne.jp/jyoshige/e/2a3583405d22f3c6a1e5be87fae39224
http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51501332.html
メモ

パナソニックの場合、10年度新卒採用1250人のうち海外で外国人を採用する「グローバル採用枠」は750人だった。11年度は外国人の割合を増やし、新卒採用1390人のうち、「グローバル採用枠」を1100人にする。残る290人についても、日本人だけを採るわけではないという。

「海外で外国人を採用する」のに「新卒採用」?
なんかまだまだ,新しい酒を古い革袋に入れてるだけに見えるな.
日本市場に将来性が望めないから,営業/マーケティング部隊が急遽欲しいというのは分かるんだが,いかにも行き当たりばったりで先のことを考えてないのではないか.


それにそこまで外国人比率を高めるんなら社内公用語も英語にすべきだし,英語のできない管理職も降格すべきだけど,旧態依然の日本企業にそれができるのかな?人事制度も年齢や性別や国籍に関係なく優秀な人材ならそれ相応に処遇する制度に変えていかなければ,誰も信用しないだろう.まずは「新卒採用枠」を撤廃しないと,国際化は厳しいのではないかな.
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20100514/p1


とはいえ,たとえ数年後に失敗に終わろうと,日本人の雇用環境がますます厳しくなるのは事実.否が応でも注目せざるをえない.

http://d.hatena.ne.jp/DCEC/20100425/1272205614

これは実は私自身が経験したことなのですが、私たち日本人は基本的に日本人の中でしか働いたことがない人がほとんどです。したがって意識はしていなくても、コミュニケーションの仕方は完全に日本式で行っています。

日本人はあうんの呼吸や不言実行など「そんなこと言わなくてもわかるだろ」ということが沢山ありますが、当然そんなことは外国人には通じません。つい、日本人が共通に持っている価値観を当たり前の前提として話をしてしまい、ガヴァネスに "why?"と言われてしまったことが何回もありました。

そう外国人には、なんでも一つ一つキチンと伝え、相手が理解しているかどうかを確認しなければいけません。また、話すことは極力論理的に話さなければつたわりません。

これは同感.日本人の会話は実に非論理的で曖昧すぎることが多い.異文化コミュニケーションでは誰も行間なんて読んでくれないよ.

日本の企業がグローバル化するためには、単に英語を学習すればいいというわけではなく、少なくとも
1.人事制度をグローバル対応に変える
2. 英語を社内の公用語にする
3.日本人のコミュニケーションの仕方、マインドをグローバル対応化する
4.外国人と日本人の区別なく重要ポジションに登用する
ということが必要でしょう。

どうでしょう、パナソニックはこれらが出来ているのでしょうか?
あなたの会社はどうですか?

雇用のダブルスタンダードは続くのか

http://remote.seesaa.net/article/153338925.html

有名大学を出ても、英語や中国語のような語学や、彼らに負けないような突出したものが示せなければ、輸出系企業への就職は難しい時代になってきたということだろう。サムソンの台頭を見れば、至極当然の流れといえよう。

そうなると気になるのが、企業サイドの「国内枠」の人の扱い方である。これまでは、国内枠はあくまでも会社色に染めていく新卒主義であったわけだが、中国、韓国人相手にこの方法は通用しないだろう。日本人のように、若いころは低賃金で我慢して滅私奉公、ジェネラリスト育成という流れは理解されにくい。

私がソニーにいたときも、「国内枠」のアジア系の留学生が採用されていたが、転職していく人が多かった。人事は日本人と同様に育てたかったがっていたし、継続して日本式で働いている人もいたにはいたが、優秀な人ほどステップアップするためのポジション作りと考える場合が多かった。

なので、「国内枠」「海外枠」という雇用のダブルスタンダードを続けるのは、ますます非効率になってくるだろう。絶対数から言っても、少数になっていく「国内枠」を特別ルールで運用するのは、遅かれ早かれ破綻するのではないだろうか