面接は茶番としか思えない

http://www.j-cast.com/kaisha/2010/10/13078047.html

私も全く同感.「面接地獄」というより,エンドレスのスタンプラリーのようだ.

「日本の就活」はたしかに無駄だと思う.というのもそれが時間を浪費するくせに,人間的な成長に繋がらないから.もっというなら,それは「競争」ではなく,人事部主催の単なる「くじ引き」なんだよね.競争なら少なくとも最も良い結果を出した人が選ばれるのに,「くじ引き」だからそうならないことの方が多い.籤を引くだけなのに,日本企業はなんであんなに時間と金を使うのか理解しかねる.

http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20100111/p2

受験戦争で苦労した場合,英語にしろ数学にしろ,それはその人間の力になる.これは良くも悪くも,日本の労働者の能力の底上げになっていると思う.国文学や歴史でさえも人間性を理解する助けになっている.受験戦争を勝ち抜くのは,(運も含まれるが,)ペーパーテストとはいえよりよい成果を出した人間だ.

これに対して日本企業の人事面接は全くの時間の無駄なのだ.何も技術を磨かない.勝ち残るのは人事受けするウソが得意な人間だ.*1営業職ならそれでもいいけど,それ以外の部署にあの面接は実にバカバカしい.


「志望動機に『世界最先端のIT技術にふれ,その開発に自分が学んできたコンピューターサイエンスが役立てられると思って御社を選びました』と書いた.入社して,すぐに騙されたと知った.今では後悔している.」という人はいそうだな.自称最先端のIT業界(笑).
人事部もそろそろ本当のことを話したほうがいいと思う.

*1:極論すれば,面接に時間をかければかけるほど,日本国民はバカになり国力も衰えていくといってもいいかも.