「図書館システム 業者の契約解除」

http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001010150007

岡崎市、費用負担求める

 愛知県岡崎市立図書館でシステムに問題があり、ホームページへのアクセスがサイバー攻撃のように見えたり、個人情報が流出したりした問題を受けて、同市はシステム業者に契約打ち切りの方針を伝えた。解約に伴って生じる費用は業者に負担を求める。
 業者は三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS、東京)。同市立図書館のシステムはコンピューター約150台などで構成され、主に2005年契約と08年契約の端末があり、5年リースの契約。05年分は今年9月に5年分の契約を結んだが、すべての契約を解除し、別の業者の選定を始める。
 新たなシステムの導入は早くても11年末になる予定で、それまでは現行のシステムを使うが、利用料金は払わない。契約解除に伴う違約金の負担も同社に求める。市はこうした費用負担を一連の問題に対する損害賠償ととらえ、応じない場合は法的措置も辞さないとしている。
 図書館システムの不具合を巡っては、サイバー攻撃をしたとして利用者が業務妨害容疑で逮捕され、起訴猶予処分になる事件があったが、市は「MDISの対応に問題があった。適切に対処していれば防げた」とした。(神田大介)

対応にイロイロあれな部分はあるにせよ,まあ打倒な反応だろう.

多くの日本的SIビジネスにおいては,顧客は完全に丸投げ/他力本願で「良きに計らえ」でお望みのITシステムが出てくることを期待している.システムトラブルが発生したら,その責任を全部押しつけようとするのは予想できる反応.


必ずしもそれが最良の関係だとは思わないが,現在の関係においては欠陥システムを売りつけた上にリコール隠しをして,結果的に顧客や善良な一般市民に損害を与えたとなれば,このくらいの反応はあってしかるべきだろう.

http://slashdot.jp/it/article.pl?sid=10/10/16/078233