Twitter:FizzBuzzができない人について
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20111009/p1 に関係してTwitterでぐぐってみました.*1
いやさすがにプログラミングはできない.
でもSIビジネスにおいては人月単価がすべてなので,そういう人でも重宝されることはあるらしい.世も末だね.
そしてそういうFizzBuzzもできない自称「ITプロフェッショナル」の方々から猛反発を受けるのは当然予想されること.反発している人たちにFizzBuzzをやらせてみたら面白い結果が得られるかもね.
...f(^^;
以前「頑張ればFizzBuzzだってできるようになります(キリッ)」というトラックバックをもらったことがあるようなないような.「FizzBuzzはできて当然,できないととっても恥ずかしい」問題なので,「頑張ってできるようになる」類のものじゃありません.
情報処理技術者試験よりはましかも.
再帰呼び出しとポインタが苦手というから,それを使った簡単な例題を20分程度で解ければ1時審査パス.できなければお祈りメールというのはあってもいいと思う.
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「FizzBuzzができたらプログラマーになれる」と誤解した人もヤバイです.
同感です.
FizzBuzzは知能指数と同じで,「能力の高い人を抽出するテスト」ではなく「能力が異常に低い人を落とすテスト」なので,短時間で解くことにはあまり意味がないと思ってます.大抵の人は5分で解ける.ちょっとくらい失敗したり,慣れない環境で手間取っても10分で解ける.そういう問題を二十分かけても三十分かけても解けない人は,明らかに素質がないから他の仕事を探した方がいいですよってことだから.
あと
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むしろ悪名高き日本のお役所御用達の人月単価だからこそ,そういう超低スキルプログラマーが,1人月分の給料を貰えるんでしょう.実力主義だと生活できなくなります.残念だけど,人月単価なSI業界は残念な業界なのです.ありつけるかもしれないけど,たぶん底辺ブラックSI企業で,体と心を病んで鬱で退社させられたり過労自殺するリスクもありますが,それでもいいですか?
たしかに,バイト面接だと手頃かも.ただし,ちょっとだけ問題を変更する必要はありますけどね.でないと丸暗記してくる人が絶対出るから.
たとえばこんなのとか?
http://www.pro.or.jp/~fuji/mybooks/cdiag/
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そういうことをやる人はいるかも.
...あ,FizzBuzzではなく実務でです.勘弁して.orz
会社や組織の偏りは大きいかも.Fizz-Buzz問題ができないと仕事がない会社にはそういうプログラマはいないけど,いる所には大挙していそうな感じ.
プログラマレベル: http://www.geekpage.jp/blog/?id=2007/7/9
その発想はなかった.
SQLでもできるのかな?ただしテーブルに前もってデータを入れたり,SQLにズラズラとハードコーディングするのは禁止で.
http://d.hatena.ne.jp/eagletmt/20111009/1318177425その発想はなかったPart2.いやー知らなくてもしょうがないんでは.巡回セールスマン問題とか高速フーリエ変換なんかと違って,あまりに簡単すぎて大学じゃやりませんから.どうせこれができない人はプログラミング演習で単位が取れなくて落第するので,教える意味も無いし.上でも書いたけれど,あくまで「全然できない人をふるい落とす」だけですね.これができてもポインタと再帰呼び出し,マルチスレッドで壁にぶつかる人も多いわけです.
*1:他力本願だけど,誰かこれをベースにTogetterにまとめてくれないかな?たかが一ブログに書くより,Togetterの方がみんな見てくれるでしょ.