Kindle版 此ノ木よしる「SE」

SE 1 (ジェッツコミックス)

出た．

思ったよりは早かったな．でもこのタイトルなら，電子書籍版と同時発売すべき．
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20131130/p1

雰囲気は要するにラブコメか．SEというより組込制御系プログラマーだけど*1，デスマとかの用語も若干出てくる程度で，プログラミングの要素は少ない．なれるSEみたいなブラックIT企業ノンフィクションとは違うようだ．特にコードの自動生成については，自動生成プログラム自体のデバッグ問題が増えるだけで，仕様変更や漏れ抜け対策にはならんと思う．ましてや組込制御においておや．

感覚的には10段階で，「SE」だとラブコメ：８，組込制御系プログラマ：３，テスター：１，デスマ；０，下ネタ：６くらい．
これが「なれるSE」なら，ラブコメ：１，ネットワーク系SE：５，プロマネ：２，カスタマーエンジニア；２，営業：１，製品企画：１，偽装管理職：１，鬱・過労死：５，デスマーチ：１０，社畜：１０くらいになる感じだろうか．

ちょっと気になったのは「大学でプログラム専攻してたんだろ」というセリフ．「情報系だったんだろ」とか「言語処理系専攻してたんだろ」とか「ビッグデータ専攻してたんだろ」というのはあるけど，「プログラム専攻してたんだろ」とはあまり言わない気がする．情報系だったらプログラミングをやるのは当たり前で，「専攻する」ものじゃないから．

SE 1 (ジェッツコミックス)

*1:こ，これも「ヘルスケア」に分類されるんだろうか？