IT技術者風「あの日から パパは帰って こなかった」

https://twitter.com/koluku/status/48

「あの日」とはデスマが始まった日のことですね,わかります.*1

  1. いつも帰ってこないよ?パパはIT技術者だからね.
  2. パパの顔なんて,もう何週間も見てないよ.ママが「いつものように、デスマだから」って言ってた.
  3. おととい,二週間ぶりに帰ってきたってママは言ってたけど,パパはボクが目を覚ます前に会社に行っちゃったよ.
  4. そしてある日,ママがパパは遠い所に行ったって教えてくれたんだ.なんでもニホンノセージとカローシが僕たちからパパを連れて行ったんだって.
  5. 難しいことよく分からないけど,「鬱病と過労死はIT技術者の職業病」なんだって.

だいたいこんな感じか.*2

  • 猫カフェに行ったら何故かマスコミに盗撮されて,なんの証拠もないのに1年以上代用監獄に監禁されました.

の可能性もあるかな.

朝食時
パパ「行ってきます」
子供「バイバイ,また明日ね.」

(たぶん,会社の上司に対して)
パパ「今日は帰らせてもらいます!(涙)」

ってCMも昔あったな.なんのCMかは全く覚えてないけど.
http://www.fugenin.com/houwa/12.htm

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASG7J5KFBG7JUTFK00V.html

同意.

だからこのポスターは,いかなる意味でも「集団的自衛権に反対」とは読めないので失敗.むしろ「IT業界なんかのブラック労働環境反対」を訴えてるようにしか見えないくらいだ.手段的自衛権に反対するなら,別の路線で攻めないと駄目でしょう.

  • id:bloominfeeling これやっぱりまず社畜のこと考えた人多かったんだね。子供起きてる時間にパパ帰ってこないじゃんね
  • id:tuyosi_nakajima パパが帰ってこない理由がたくさんある、そんな日本。
  • id:KingCrimson96 会社に何泊かしてるんですかね
  • id:tai4oyo 「パパは帰ってこな」いのは現実に今でもある事であってしかもそれは「集団的自衛権の行使容認」云々とは無関係な様々な理由で起こっているし起こりうる。果たしてポスター本来の趣旨として相応しいコピーか否か。
  • id:tamaso 「残業代ゼロ制度」のことかと思った。
  • id:aodifaud09 ブコメ「仕事でパパが帰ってこないサラリーマン家庭」wwwwww ワロエナイ…
  • id:ottyanko じゃ、消防庁や警視庁も海上保安庁…他、職責上命の危険がある省庁を廃止せねば…
  • id:hima-ari 社畜ダディの日常でもあるわね。お帰りなさいではなくいらっしゃいとか子供に言われるパパが世間様には居るらしいな。
  • id:neriu 関係ないが出かけるとき「また来てねー」と子どもに送り出されていたリーマン時代の俺。帰らなすぎて「たまに来て遊んでくれるおじさん」状態であった。今は「たまには出かけてくれないかな」と思われている。
  • id:nacutaro 事実、海自なんか帰って来ないよね…。叔父は退官したけど、いとこはみんな10月産まれだよ。
  • id:ermanarich 自衛隊を人殺し集団と罵り、支持母体の日教組所属教師が自衛官の子供を虐めておきながら今更擦り寄ろうったってそうは問屋が卸さんぞ。
  • id:north_god なんの戦略も戦術も打たず、ただ世界の端っこで平和を叫ぶ楽観主義政党の姿勢としては正しい
  • id:yoko-hirom 戦争をやりたがっているのに,戦死の可能性を突き付けられると逆上する者ばかり。こんな国に戦争をする能力など在る訳無い。戦争をしたいならば他人事と思わないことだ。

馬鹿かこいつ.想像力が激しく貧困.

そんなリスクはとっくに織り込み済みなんだよ.ていうか自衛隊員や警察官や消防隊員なら,災害出動でも一定の死者が出る危険と隣り合わせでしょ.IT技術者なんか,戦争や災害と関係無く,日常業務で一定の過労死や鬱病患者が出るのだって想定済みのリスクなんだぜ.

  • id:che-hiroshi ポスターと社民党を揶揄するコメが多いけど、書いてあること事実やん。揶揄コメ書いている人には、自衛隊員の友人・家族はいないの? 俺はいるから、このポスターメッセージ、得心できるよ。

「友人・家族が自衛隊員で任務で死ぬのはイヤだけど,赤の他人なら何万人死んでも構いません」って,そっちの方が鬼畜な気がする.そういう自己中心的な人間は,政治に口出しすべきではないな.

twitter

おみごと.

エボラ出血熱

追記

エボラ出血熱】感染の米医師帰国 隔離施設で初の治療

西アフリカのリベリア人道支援活動中にエボラ出血熱に感染した米国人の男性医師が2日、帰国し、特別医療機や救急車で南部ジョージア州アトランタの病院に搬送された。隔離施設で治療を受ける。

 感染したもう1人の米国人女性も近く搬送する。米国でエボラ熱の感染者が治療されるのは初めて。関係する国際支援団体によると、2人は深刻な状況だが容体は安定しているという。

 病院は米疾病対策センターCDC)の本部に近いエモリー大の施設。ウイルスが外部に漏れないよう設計された特殊な病室に収容され、医療スタッフはマスクやゴーグル、手袋などを着用して十分な感染防御策を講じる。

 米メディアは男性医師の搬送を詳細に報道。一部に米国民の安全を懸念する声も出た。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140803/amr14080307300004-n1.htm

ちょうどこの時期,リベリアエボラ出血熱が大流行していて,治療にあたっていた医療関係者も感染していた.彼等は文字通りに命懸けで治療にあたっているわけだが,マスコミはこういう人達も侮辱するつもりなのだろうか?

http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPKBN0G12VS20140801
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140804003
http://mainichi.jp/feature/nationalgeo/archive/2014/08/04/ngeo20140804003.html

アウトブレイク [DVD]

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この感染した医者が米国本土に戻った理由って,ひょっとしてワクチン開発の実験体になるためじゃあるまいな...

*1:デスマと過労死を作ってる側の人間が,こういうポスターを無自覚なまま作っちゃうあたりに,センスのなさを感じる.

*2:さすがに4の可能性はそれほど高くないと思う.しかし自衛隊員が戦争で死ぬ可能性よりは,日本のIT技術者が鬱病や過労死や貧困で死ぬ可能性の方がずっと高いような.だから「自衛隊員が危険ですよ!ひょっとしたら,万が一の自体には死ぬかもしれませんよ!」的なあおり文句は,鼻で笑ってしまう.