はだかの太陽〔新訳版〕

地球の人類は鋼鉄都市と呼ばれるドームのなかで、人口過密に悩まされながら生きていた。一方、宇宙へ進出し、繁栄を謳歌している人類の子孫、スペーサーたちは各植民惑星に宇宙国家を築き、地球を支配下においている。数カ月前にロボット刑事ダニールとともにスペーサー殺人事件を解決したニューヨーク市警の刑事ベイリは、宇宙国家のひとつ、ソラリアで起きた殺人事件の捜査を命じられたが……『鋼鉄都市』続篇の新訳版 解説:久美沙織

なんと,ながらく絶版状態だった「はだかの太陽」が新訳版として再出版されるらしい.

アシモフのロボット物の一つで,ベイリ&ダニールのSF推理小説.ソラリアで起こった初めての殺人事件.状況から見て容疑者はただ一人.しかし犯行現場からは肝心の凶器が発見されていない.この事件を解決のために招集された私服刑事イライジャ・ベイリは捜査を開始するが,慣れない異国(異星)の地での作業は困難を極めるのだった.


時期的にKindle化も期待できるかな.「夜明けのロボット」はどうなるんだろ.

高度に発達した人工知能ロボット三原則を語る上で,これらのロボット物(と「未来の二つの顔」)を読んでない奴はモグリなんだがなあ.でも本当に全く知らないで騙る奴が多すぎるんだ.
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20140926/p1
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20070705/p1

ハヤカワ文庫補完計画というのが現在早川書房70周年を記念して行われている。で、その一環としてこの『鋼鉄都市』の続編である『はだかの太陽』が復刊されることになったのだが、僕は現在ハヤカワ文庫補完計画全レビューを行っているところだ。

http://huyukiitoichi.hatenadiary.jp/entry/2015/05/07/073000

http://www.hayakawa-online.co.jp/new/2015-03-12-164233.html
ほう,そういうことか.

鋼鉄都市

鋼鉄都市

はだかの太陽 (ハヤカワ文庫 SF 558)

はだかの太陽 (ハヤカワ文庫 SF 558)