歴史は繰り返す?「それが狭き門だから世の中が非正規で溢れかえってる」

「国内で増えるフリーランス」の部分は,「正規雇用」でも「派遣社員」でも「フリーター」でも「中高年ニート」でも同じなんだけどね.
それらが「人気の理由」を,ぜひ説明していただきたい.


こういう論調はバブル崩壊後の1990年台に見たのとそっくり.若い人は鵜呑みにしちゃダメだよー.

国内で増えるフリーター人口!その人気の理由とは!

  • 企業に縛られない生き方!
  • 自分の好きな時間に仕事ができる!

.....

という感じだっけ?


当時,なぜフリーターが増えたのか?

簡単だ.第一次就職氷河期だったからだ.我々の側には選択肢なんて,最初から無かったのだ.

新卒の人数 − 企業側の新卒採用人数 = 非正規雇用 + 失業者

新卒の人数がほとんど横ばいなのに,企業側が新卒採用人数を大幅に減らした.それこそ前年度比1/10とかザラ.フリーランスやフリーターが人気?バカも休み休み言え.


http://b.hatena.ne.jp/entry/crowdworks.jp/freelance/mean/135/

  • id:seiroten 90年代にフリーターが流行った時と似たようなもんだな。20-30代ならまだしも高齢になってもやっていけると思ってるのかな?あと出だしのコントが意味不明。
  • id:kenjou フリーランスは収入が不安定だし、ケガとか病気になったら無収入になるし、将来の保障はないし、何かと大変ですよ。
  • id:dekasasaki ポジティブな側面しか書いていない記事って不安になる。

同意.

フリーランスなんて所詮はボッチ自営業.そういう生き方を選ぶしそれが合ってる人もいるだろうけど,万人に勧められるようなもんじゃない.

住宅ローンなどのローン審査がおりないのは当たり前として,クレジットカードなんかも全然作らせてもらえないのだ.今通ってるスポーツクラブでも,「提携カードをお作りいただいて,それで引き落としになります」とか言われたのだけど,審査が降りなかったので結局ただの銀行引き落としになってしまった.他にも色々と落とされたのだけど,あまりに数が多すぎて覚えていない.

あまりに当たり前なその現実に直面して,再び資金ショートという恐怖が目の前にやってきて,そして気付くのだ,「ああ,この生活ってのは,けっきょくギャンブル以外の何モノでもないなあ」と.

10人に一人がフリーターという時代になれば,あなたはフリーターを目指しますか?その結果が今の中高年ニート問題であると知っていても?