天津大爆発(2): 芙蓉峰の如是我聞
http://blog.livedoor.jp/furongfeng/
個人のブログっぽい.
噂に過ぎないといえば噂に過ぎないのだが...
「天津で大爆発がありました 」
http://blog.livedoor.jp/furongfeng/archives/1036896893.html
今朝の2時半の段階で、亡くなった方が17名、負傷者400名以上という記事が出ていました。この段階での数字は、まだまだ不明な点が多いですから、もっと増えるのかもしれません。
何でも、50km先でもその震動を感じたそうです。相当大きな爆発で、それこそ被害はこんなものではないでしょう。
「インチキがばれてしまいました」
http://blog.livedoor.jp/furongfeng/archives/1037014585.html
この友人も、呉さんと一緒に、万科海港城二期を購入しました。そして、残念ながら、今回、家の中で亡くなってしまったのだそうです。
爆発地点周辺マンションの写真が出ていますが、ほとんどのガラスが割れてなくなっています。飛び散ったと言った方がいいかもしれません。
あんなものが、ものすごい速度で飛び散れば、それこそ鉄砲玉と一緒で、当たったら一巻の終わりでしょう。
部屋にいた人が負傷するのも当然かもしれません。
呉さん、もともと別のマンションを気に入っていましたが、そちらは隣が化学工場であったため断念し、こちらの万科海港城を選んだそうです。
「そしてまた、うやむやにするのでした 」
http://blog.livedoor.jp/furongfeng/archives/1037072342.html
まず、記者は、北京の消防隊員に質問します。そして、化学品によって異なる消火剤を用いる、カーバイド「電石(?石)」(dian4 shi2/ディェンシー)は、水に出会うと反応するので、水を使ってはいけない、これらはすべて習うことだ、という回答を得ます。
それから、病院で手当てをしている天津の消防隊員に聞きました。すると、最初に火災現場に向かったのは大体100名ほどで、ただ、水を使ったら危険だということは誰にも言われなかったそうです。
そして、コンテナに向けて10分程放水していると、音がして、コンテナが光り、爆発したということでした。
記事にはいろいろと書かれていますが、これだけ見ても、どうも、今回の爆発は消火活動に問題があったような感じがします。
「700トンのシアン化ナトリウムがなくなりました 」
http://blog.livedoor.jp/furongfeng/archives/1037082032.html
その社長さんの話では、今回事故のあった瑞海国際物流有限公司の倉庫に、700トンの「?化?」(qing2 hua4 na4/チンフアナー)を保管してあったそうです。
何でも、この倉庫の場合、シアン化ナトリウムであれば、最大10トンが保管可能量だったそうです。そして、2号危険品倉庫に入れるべきで、屋根のない場所での保管は認められていませんでした。
やっぱり、インチキをしていたようです。
でも、こういうインチキ、それこそどこでもしています。危険なのは、ここだけではないことを考えると、本当に憂鬱になります。
「只峰とは誰か?」
http://blog.livedoor.jp/furongfeng/archives/1037169456.html
只峰とは、今回事故を起こした倉庫をもつ会社「瑞海国際(瑞海国?)」(rui4 hai3 guo2 ji4/ルイハイグオジー)の総経理だと言われています。
そして、滅多に聞かない苗字が一致と、これだけで、多くの人たちは、只峰は前副市長の息子だと思ってしまいました。
ただ、政府は何も言いません。何も言わないと、余計に疑わしくなります。そして、記者の「只峰是誰(ジーフォンシーシェイ)?」となりました。
政府もさすがに、まずいと思ったのでしょう。次の会見で、只峰が只昇華の息子であるという噂があるが、全くのウソである、と表明しました。
実は「只」という苗字は、天津の静海(jing4 hai3/ジンハイ)県に多く見られるのだそうです。また、多くの人が只昇華さんには一人娘しかいないと証言しているようです。
「700トンはウソではありませんでした」
http://blog.livedoor.jp/furongfeng/archives/1037177269.html
現場に700トンがあるという話、最初は本当かどうかわかりませんでした。
なぜなら、天津の税関の記録によれば、それほど多くの「?化?」があるはずないからです。
よくわかりませんが、本来は、税関に記録されたものが、瑞海国際(瑞海国?)(rui4 hai3 guo2 ji4/ルイハイグオジー)の倉庫に置かれるようです。
あるはずのないものがあったとはどういうことか。
どうも、この貨物、密輸であった可能性が出てきました。
「やっぱり公安局長の息子でした」
http://blog.livedoor.jp/furongfeng/archives/1037286241.html
すっかり有名になってしまった爆発した倉庫の持ち主「瑞海物流」(rui4 hai3 wu3 liu2/ルイハイウーリウ)です。(中略)
すると、この会社、株主「股東」(gu3 dong1/グードン)は、李亮(li3 liang4/リーリャン)さんと舒錚(舒?)(shu1 zheng1/シュージョン)さんの2人で、それぞれ55%と45%を持っていました。
で、舒さんが単なる名義貸しだとわかり、新聞記者などがいろいろ調べたようです。
そして、実は、以前の天津港公安局の局長、董培軍(董培?)(dong3 pei2 jun1/ドンペイジュン)さんの息子が、陰の株主であることがわかりました。(中略)
公安局長の息子の会社ということで、いろいろVIP待遇をしてもらっていたことは、想像に難くないでしょう。
危険物倉庫を住宅地に作るなんて、バックの力がない限り、とてもできることではありません。
「何ともお気の毒です 」
http://blog.livedoor.jp/furongfeng/archives/1037292091.html
海港城の中の一番北側にあったのが、1号楼と2号楼でした。2号楼の東側には、新しく小学校が作られようとしていたそうです。
その北側は、自動車倉庫であり、まあ、倉庫というか、自動車置き場でした。何千台もの新車が置かれていたそうです。
そして、その更に北側に、コンテナが積まれていました。ただ、誰も、コンテナの中に何が入っているのか知らなかったそうです。
危険物が入っているなんて言えば、それこそ住民運動が起こるでしょうから、誰も言いません。住民にしても、まさかこの住宅に隣接する場所に、危険物があるとは思わないでしょう。
この1号楼の26階に住む方が、今回の事故で亡くなったそうです。張馳(??)(zhang1 chi2/ジャンチー)さんという女性です。内臓損傷による出血多量が原因ということですから、破損したガラスか何かで負傷したのでしょう。(中略)
何とも痛ましいのが、動画を発信した時間が、8月12日午後11時26分になっていたことです。恐らく、窓際で、火事の様子を撮っていたのでしょう。
そして、11時30分に爆発しました。
誰だって、まさか家の近くに危険物があるなんて、想像しません。すごい火事だなあと、皆に知らせるために動画を撮っておこうという気持ち、わからなくもありません。
ただ、そのために、命を落としてしまった可能性を否定できず、何ともやりきれない気持ちになります。
「一時金は6000元でした」
http://blog.livedoor.jp/furongfeng/archives/1037373806.html
すべてかどうかわかりませんが、少なくとも、爆発地点から約600m離れた場所にある「万科海港城」(wan4 ke4 hai3 gang3 cheng2/ワンカーハイガンチョン)の住人に対しては、1四半期分として、6000元が支払われました。
四半期は、中国語で「季度」(ji4 du4/ジードゥー)と言います。一季節分ということで、3か月です。1か月2000元という計算のようです。
これに対し、多くの住人たちは、受け取りを拒んだと言われています。
まず、この塘沽(tang2 gu1/タングー)地区で、1か月2000元ではとても部屋は借りられないのだそうです。日本円にして40,000円、天津の家賃も、安くはないなあと思います。
そして、更に重要なのは、この「安置費(アンジーフェイ)」をもらってしまうと、近くに部屋を借りることを同意したこととなり、それは即ち、部屋を修繕して住むことに同意したことになってしまうからです。
「李亮さんの身元が判明しました」
http://blog.livedoor.jp/furongfeng/archives/1037381964.html
で、本日(8/18)、警察が、13日に、瑞海の董事長の于学偉(于学?)(yu2 xue2 wei3/ユーシュエウェイ)さん、副董事長の董社軒(董社?)(dong3 she4 xuan1/ドンシャーシュェン)さんを始めとした10名の身柄を確保した、と公表しました。
董社軒さんは、公安局長の息子、董蒙蒙さんの別の名前です。
捕まった人たちは、多くが「央企」(yang1 qi3/ヤンチー)である「中化」(zhong1 hua4/ジョンフア)の元従業員でした。
何か関係があるのかもしれません。
「瑞海の幹部は捕まっていました 」
http://blog.livedoor.jp/furongfeng/archives/1037583739.html
で、問題は、この于さん、董さんを始めとした幹部10名、何と13日には捕まっていたことです。
12日の午後11時半に爆発し、6時間後には10名すべてを確保した、と公安局の局長さんが得意気に語っていました。
でも、ちょっと待ってください。于さんと董さんの名前が出てきたのは、かなり後のはずです。
工商局の資料には記載はなく、従業員などの関係者しか知らないでしょう。
それを、爆発してから6時間で、それも真夜中に、すべてを調査し、なおかつ身柄の確保まで行った。
もしかして、もしかしてですが、あらかじめ、知っていた?
「大物が釣れるかもしれません 」
http://blog.livedoor.jp/furongfeng/archives/1037664455.html
天津大爆発では、いろいろな「デマ」が流れています。
その一つに、瑞海国際(瑞海国?)(rui4 hai3 guo2 ji4/ルイハイグオジー)の株主は、李亮(li3 liang4/リーリャン)さんで、そのお父さんは李瑞海(li3 rui4 hai3/リールイハイ)さん、だから、瑞海国際と言うのだ、というものです。
で、そのデマによると、李瑞海さんの兄は、昔、チャイナセブンのNo4であった李瑞環(李瑞?)(li3 rui4 huan2/リールイフアン)さんなのだそうです。
「登記にも問題がありました 」
http://blog.livedoor.jp/furongfeng/archives/1037697585.html
瑞海(ルイハイ)の会社登記は2012年11月でしたが、この金融貿易中心、完成したのは、2014年末でした。
一応ですが、きまりでは、完成していない建物の住所での登記は、受け付けられないことになっています。あくまでも、一応です。
この国では、コネさえあれば、出来ないことも出来てしまいます。
もっとも、爆発する危険のある化学品を、大量に置いていたインチキに比べれば、こんなインチキ可愛いものです。