イ・セドル vs AlphaGo 第一局
なんとAlphaGoの勝利.その時,歴史が動いた.
イ・セドルが弱かったのではなく,AlphaGoが強かったということのようである.末恐ろしいなGoogle DeepMind.
あんちべ!「AlphaGoとトップ棋士の対局を観戦しよう!」
http://antibayesian.hateblo.jp/entry/2016/03/10/041739
Q&A.
「AlphaGoってなに?」って人は,まずここを見ると良いかも.
三村囲碁jp 「Google DeepMind Challenge Match感想1」
http://mimura15.jp/2999.html
解説付きの棋譜あり.7手目に対して「これは前例が無い手。あえてヒネった手を打ちAlphaGoを試したと思われる。」とコメントしてるのが印象的.
そして第1局は何と186手で白番AlphaGoの中押し勝ち。いきなり衝撃的な結果だ。
人工知能の進歩は僕らの予想を常に上回る。私もある程度覚悟はしていたのだが・・
私が打ってるならともかく、あの時点で形勢リードすれば逆転される訳が無い、もう大丈夫だと思ったのだが少し甘かった様だ。私の計算より僅差だった。
AlphaGoの強さは大したものだった。データにない序盤でも上手い対応を工夫できる事を証明したし、非常に戦闘的で厳しい打ち方と柔軟さも見せた。
イ・セドル九段としては、優勢にはしたが勝ちきれなかったという負け方だが、出来がちょっと良くなかったと思う。精神状態が今ひとつの感じがするのだ。打ち方でもそうだし、持ち時間を残している事からもそうだ。
村上深のぼちぼち更新するブログ「AlphaGo VS イセドル(第1戦)感想」
http://ameblo.jp/deeper810/entry-12137489764.html
黒7はこの配置では初めて見た手。
かなり確度の高い推測として、AlphaGoの自己学習のストックにこの布石はほとんど含まれていないとみて、序盤早々から揺さぶりをかけに行った、というところでしょう。
このあたり、もし並の人間がイ・セドルと対峙していたなら「深読み」や「恐れ」など、何かしらのリアクションがあり、それは表面的には消費時間にあらわれる、と思われます。
やはり心理戦の要素は囲碁にもあるのですが、ここはAIの特性か、それほど間を置かずに白8と普通に一間高ガカリ。
nitro15
http://nitro15.ldblog.jp/tag/AlphaGo
「【AlphaGo】イ・セドルvsAlphaGo Googleディープマインドチャレンジマッチ第1局速報」
http://nitro15.ldblog.jp/archives/47043525.html
普通人工知能は荒っぽくなく平和な棋風だと考えられてきた。 ところが今日のAlphaGoは先にイ・セドルに戦いを挑んでいる。 上辺でボウシしてから覗いて切るところまで積極的に戦おうという姿勢だ。
最高級プロ棋士の対局を見るようだ
イ・セドルvsAlphaGo1局中盤までを見守って感じるのはあたかもイ・セドルvsパク・ジョンファン、あるいはイ・セドルvsコ・ジェのマッチを見るようだということだ。
「【AlphaGo】イ・セドルvsAlphaGo Googleディープマインドチャレンジマッチ第1局 イ・セドル、186手で'衝撃の中押し負け'」
http://nitro15.ldblog.jp/archives/47045494.html
序盤から火花が散った。 イ・セドルの右辺黒7は今までなかった手。いわゆる'新手'で時期尚早に戦闘モードに入った。 1次攻防戦の結果はイ・セドルの失敗。 神経を尖らせているプロ棋士の間でざわめきが起こった。
その後AlphaGoの'とんでもない手'が登場した。 イ・セドルが左下隅にかかった時、上中央を補強したのが失敗。 すぐに打つ必要がない方向離脱だった(だが、形勢判断による手ではないかと思う推測もあった)。 イ・セドルはこの機会を利用して下辺一帯に大きい地を形成した。
囲碁はそのまま終わらなかった。 イ・セドルの失敗が出てきてコミが負担になるという診断が出てきて、AlphaGoも微細な失敗が出てきたりしたがイ・セドルが優勢を捉えられなかった。
対局途中会ったイ・チャンホ9段は"今とても驚いている"と言ってAlphaGoの実力を認めた。 ハンゲーム囲碁で解説したチョ・ハンスン9段は"はるかに強くなった。 AlphaGo側で話した50対50が虚言ではなかった。 目で見ても信じられない"と評し、現場公開解説を引き受けたキム・ソンリョン9段"想定外"としながら舌を巻いた。
「【AlphaGo】「AlphaGo開発者に深い尊敬の念を表す」イ・セドルvsAlphaGo第1局記者懇談会」
http://nitro15.ldblog.jp/archives/47046255.html
その一方で"AlphaGoがこのように完璧に打つとは思わなかった。 とても驚いて、たった今私に尊敬の念を表わすといったが私はAlphaGoを作ったお二人方、その他のプログラマーに深い尊敬の念を表す"と伝えた。
- AlphaGoを相手にして微妙な表情変化も見せたし考える姿も見えた。いつから押される、という考えを持ったのか。
"今日二つ驚いた。序盤を解きほぐす能力だ。一つはAlphaGoが序盤は大変じゃないかと思ったが解きほぐす能力に驚いた。もう一つは後にはお互いが難しい囲碁ではないかと感じていたが勝負の賭け、人の読みで打とうとするなら普通は打つことはできない手が出てきたという点だ。"
Togetter「Lee Sedol vs AlphaGo 第1局」
BuzzFeed「「人間の常識と違っていた」人工知能 vs プロ棋士 観戦したプロはこう見た」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160309-00010004-bfj-sci
http://www.buzzfeed.com/sakimizoroki/alphago-lee-first-match#.aoO415XO8
・AlphaGoは意外な手が多かった。一見、イさんが勝ったとみえたが、10手、20手ぐらい進行すると、その不思議なAlphaGoの手が効いていた。人間の棋士ではみたことがない手で、人間の常識と違っていた。
・イさんは7手目で珍しい手を打った。AlphaGoが学習していることを外そうとしている意図がみえた。対してAlphaGoは10手目が珍しかった。振り返ると、この7手目と10手目の組み合わせがAlphaGoにとって悪くなかった。
・AlphaGoの手は人間っぽかった。今までのコンピューターにはないことだ。「Aですか、Bですか」というような相手の様子を聞くような手だった。これまでは結果を求め、直線的で短絡的だった。
・明日の対局が重要。人間とAlphaGoの先攻と後攻が入れ替わるので、両方のパターンで強さがわかる。人間が負けると厳しくなる。精神的にも追い込まれる。
大橋6段に、AlphaGoと対戦してみたいか聞いてみた。「やってみたいとは思いますけど、今日の碁を見せられると自信はないです」。また、イ・セドル9段に勝てるのは、中国の柯潔(かけつ)9段ぐらいで、彼も勝てなければ「人類はもうコンピューターに勝てないでしょう」と話す。
「序盤でアルファ碁の解決能力に驚き、破格の手に再び驚いた」
http://japan.hani.co.kr/arti/culture/23544.html
彼が驚いたのは二点だ。 アルファ碁の序盤解決能力と虚を突く決定的な手だ。 彼は「どうしても序盤はアルファ碁は苦しいのではないかと思っていたが、解いていく能力は驚くべきものだった。 また、互いに難しい碁を打つのではないかと思っていたが、勝負手のようで(その一方で)まったく考えられない手が出て来て、再び驚いた」と話した。 実体もなく実力もベールに包まれた相手が見せた一手一手に驚きながら対局に臨んだということだ。
彼は自身にとってアルファ碁はどんな存在かという質問に、あごに手を当ててしばらく考えた後に「本当に驚きをくれたアルファ碁だが、まだどんな存在かを正確に言うことは難しい」と答えた。
2ch名人「Google開発の人工知能・AlphaGo、囲碁のトップ棋士・李世ドル九段から歴史的勝利」
http://i2chmeijin.blog.fc2.com/blog-entry-3532.html
なぜ負けたのか、どこから悪くしたのか分からないレベルじゃ、このスケジュールじゃ当然5連敗じゃないのか?
これ反省しようがないぞ。結局どこが悪いかわかんねーだろうし
Wired「【第1戦はAlphaGo勝利】もし、AIが囲碁で人間を打ち負かしたなら」
WirelessWire「知性とは何か AlphaGoの初戦で感じたこと」
その他
- http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51944697.html
- http://blog.livedoor.jp/itsoku/archives/48042082.html
- http://wired.jp/2016/03/09/googles-go-victory/
- http://i2chmeijin.blog.fc2.com/blog-entry-3530.html
- http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1603/09/news142.html
- http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1603/09/news125.html
- http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1603/09/news155.html
- http://www.nikkei.com/article/DGXLASFG09H3O_Z00C16A3000000/