ローソンチケットで高額課金トラブル

メモ

購入済みの電子チケットを閲覧・取得するため、購入者はアプリ「ローチケ」をインストールした上で、SMS認証する必要があった。

 一般的なSMS認証は、業者側からユーザーにSMSが送られてくるため通信料は不要だが、ローチケのアプリでは、ユーザーから業者にSMSを送らねばならず、通信料はユーザーの負担。さらに、SMSの送信先が英国で、国際SMSの料金(1通50〜100円)を支払わねばならない仕組みだ。

 加えて、「何度SMSを送ってもエラーが出て認証できない」という不具合が発生。「認証のために数千円〜1万円もの通信料がかかった」と報告するユーザーが続出した。

だから異常系の処理はちゃんと実装しとけとあれほど.


DBエラーの処理を実装しない人もよくいるし,帰ってきたエラーを握りつぶしてログも吐かないアホもいるし.「コンパイルが終われば開発は終わったも同然.ネットワークエラーなんて想定外」といううケーサツ並の奴だっているだろう.しかも異常系については,意識して実装/テストしないと発覚することもない.


そういう技術力軽視の果てには,こういうことが起きるのは予想されたこと.バカバカしいとは思うけど,業者からすれば全て予定通りの平常運転.

今回のは一応実装だけはされてたみたいだけど,その処理が妥当な物ではなかった.輻輳が起きればどうなるかは,火を見るより明らかだったろうに.

認証に不具合が起きた理由は、SMSが集中して通信できない状態になる輻輳(ふくそう)が起きていたためとみている。

チケット購入の開始直後にアクセス殺到とか,そういう話でしょ.この手のビジネスなら普通に起きる話なので,エラー処理を実装してないとか論外だと思う.


あくまで技術者視点ではだけど.経営者視点では,また考えが違うんだろう.

ツイッターなどでトラブルの報告が出ても、数日間は国際SMS送信であることを伝える赤字の注意書きはなかったとの情報もある。


にしても,なんで国際SMSなんだろう.

なぜ国際SMS送信を認証に使ったかについては、ローソンHMVエンタテイメントの広報担当者は、「システムの設計に関わることですので、情報の開示を控えさせて下さい」J-CASTニュースの取材に答えた。赤字の注意書きについては、電話番号を認証できるようになった13日深夜から載せているという。

こりゃ開発者がなんにも考えてなかったパターンかな.理由は何もなかった.

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/satoweb.net/archive/10314

  • id:lowpowerschottky SMSを送信するためのAPIは1回10円程度で利用可能で これを提供者側が負担することを嫌がった結果 ユーザが高額な負担を負うことになったのであれば 最低な変更である。
  • id:orangehalf ユーザに料金負担させるなら国際SMS送信の料金の表示、認証失敗した場合のみ再度SMS送信が可能にする対応は最低限必要。正常処理ができている場合でも処理結果より先にSMS送信ボタンがアクティブになるのはおかしい
  • id:Falky クソ設計とクソ実装が組み合わさった結果、破壊力が尋常ではなくなっている
  • id:ryun_ryun ユーザー企業側がITど素人なだけでなく業務設計すらろくにできないとこういう事態が起こるよねっと。

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1111566

  • id:ga_kun ひょっとして星野源の規模だから問題が表面化したのであって、他のイベントでも同じことが起きてるのでは?
  • id:sisya 国際SMSか否かにかかわらず、利用者側に金銭的負担が生じるならその旨記載すべきだし、何度もやり直しをさせる(できる)方式にすべきではない。最低でも、3度ミスしたら電話サポートに切り替えるなどするのが普通だ