「フィンランド製の自動運転車が雪道を悠然とドライブ」

http://jp.techcrunch.com/2017/12/17/2017-12-15-finnish-autonomous-car-goes-for-a-leisurely-cruise-in-the-driving-snow/
http://www.vttresearch.com/media/news/martti-developed-for-adverse-weather-conditions-is-the-first-finnish-robot-car-to-challenge-snow-and-ice


最近、Marttiは研究者たちが世界初だと主張する運行を成し遂げた。本物の雪に覆われた路上での完全自動運転である(そしてその際には最高時速40キロ余りが記録された)。YandexやWaymoなどの、他の自動運転車も雪の中でのテストは行っている。しかし、それらのレポートを読む限り、テストはより制御された条件下で行われたようである。Mrttiの運転は、フィンランドのムオニオの、ほぼ完全に雪で覆われた公道上で行われた。

日本みたいに,一部が溶けてたりシャーベット状になってたり,夜中に再凍結した上にうっすら雪が積もってたりという悪条件ではなく,路面は完全に雪で覆われていて,ひょっとしたら綺麗なパウダースノーだったかも.

道幅は広くて平坦で,ほぼ直進.通行人もいないし,吹雪いてなくて視界も良好.さらに道の片側が崖ってわけでもないから,道が曲がってることを気付かずに直進しても崖下に転落する恐れも無し.*1


自動運転にとっては大きな一歩だが,雪道の中では最弱.

ここでのポイントは、雪の天候のための完璧な消費者向け自動車を作ることではなく、それに関連した固有の技術的問題に取り組むことだ。例えば、Merttiのマーティの光学機器は、わずかながらでも確実に精度を向上させるために、条件に応じて利用する波長を調整できるか?また事前に氷の状態や、滑りやすさを察知する方法はどうだろうか?車はどのようにこのデータを集め、どうすれば良いかを判断できるようにするには、どのように振る舞えば良いのだろうか?

車同士のネットワークも重要なものになると研究者たちは口にする。路上にいる他の自動運転車との通信も大切だし、降雪状況や、道の滑りやすさ、道の温度などの情報を調べてブロードキャストする、特殊車両との通信も大切である。

http://b.hatena.ne.jp/entry/jp.techcrunch.com/2017/12/17/2017-12-15-finnish-autonomous-car-goes-for-a-leisurely-cruise-in-the-driving-snow/

  • id:cyuushi 北欧のカチカチ雪面と違う日本のようなグズグズな雪道でも対応できるか気になるところ。

*1:道路も崖下もどちらも白一色だった場合,画像認識では道の端を検出できない.LiDARだって,反射するものがなければどこまで認識できるのか,崖と急な下り坂を区別できるのか.そもそもLiDARって豪雨や吹雪には弱いでしょ. http://jp.techcrunch.com/2017/02/13/20170212wtf-is-lidar/