「イーロン・マスク、Tesla非公開化の資金はサウジの政府系ファンドと発表」
実際、提案してきたのはサウジ側だったようだ。マスクは「Teslaの非公開化に関して(PIFから)複数回の接触があった」と述べている。
マスクによれば、Teslaに関してサウジのPIFと最初に会談したのは2017年初頭で、PIFが「脱石油を図る必要を感じた」ことがその原因だったという。その後1年でさらに数回の会談を重ねた。「サウジの政府系ファンドは(Teslaの非公開化に必要な)資金を十分持っている」とマスクは述べている。前回の記事で指摘したとおり、PIFの資金は2兆ドルに近づいている。
実質的にはサウジの国有化なのかな.
女性の運転免許解禁の話もあったし,サウジ政府は自動運転には興味津々だろう.
- https://www.newsweekjapan.jp/hosaka/2017/10/post-15.php
- https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/06/post-10460.php
女性の免許取得は容認したけど,乗ってるのが自動運転車なら「女性が自ら運転してるわけではない」という理屈なのだろう.
一方で政治的にはカナダと揉めてるし,米国と何かあったときでもTeslaの自動運転車を利用できるように,政府の紐付きにしたって感じなのかね.大株主になれば他人は口出しできなくなる.
「Teslaの内部告発者、破損バッテリーの証拠とされる写真をツイート」
自らの主張を裏付けるべく、Trippは破損した欠陥バッテリーセルを搭載した車両の識別番号の写真を投稿した。
「以前にも述べた通り、これらの主張は虚偽であり、Tripp氏は自ら発言した安全に関する主張の知識すら有していない」とTesla広報はメールでTechCrunchに伝えた。
ただしいのは,どっちだ.
「テスラのイーロン・マスクが壊れ始めている? NYタイムズの独占インタビューでウルウルするマスク メンタルヘルスに問題」
http://markethack.net/archives/52085625.html
ついでに追記.
まずロスアンゼルスのイーロン・マスクの自宅で行われたインタビューの最中、イーロン・マスクは何度も殆ど泣き出しそうになったそうです。
米国企業のCEOとしては,かなり異常な事態なんじゃなかったかな.戦術としての「泣き落とし」が存在しないから.毅然とした態度を取るのが定石.泣き出すのは本当に壊れてる人だけ.
そのときは透明性を維持するためにツイートしたつもりだったそうです。社内の人間や取締役会はそのツイートを事前に審査しませんでした。
「念のために言うと、あのツイートをしたとき、マリファナはやってなかった。生産性が落ちるからね」
結果としてサウジアラビアから来るはずの資金は来ませんでした。
翌日、米国証券取引委員会(SEC)が調査に乗り出しました。
WIRED「テスラの株式非公開をめぐる大騒動は、「撤回」だけでは終わらない」
https://wired.jp/2018/09/08/musk-tesla-private-public-sec/
後日談かな.
報道によると、米証券取引委員会(SEC)はマスクのツイートについて調査を開始したという。特に注目しているのは、「資金は確保した」との言葉が真実か否かだ。もし虚偽の発言だった場合、マスク本人あるいはテスラが、詐欺または市場操作の罪に問われる可能性がある。