シーサイドラインその後

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46138850U9A610C1CR8000/
https://toyokeizai.net/articles/-/287054

http://javablack.hatenablog.com/entry/2019/06/02/000748 の続報.

断線したケーブルは、多数のケーブルが結束された状態から1本だけ外れている状態で発見され、断線した片側は車体の部材に溶着していた。列車の進行方向を決めるケーブルはF線のほかに下り方向への信号を伝える「R線」の2系統があるが、R線に断線はなかった。

F線とR線は信号を送るために直流100Vを使っている。VVVF制御装置は電圧がかかった状態と電圧がない状態が、この2線から伝えられることによって進行方向を決定するが、F線が断線したことで、制御装置が正しい方向を認識できなかった。

横浜シーサイドライン「(車体の骨格である妻構体内骨とケーブルが)長期にわたり接触したことにより、電線が損傷して断線に至った」とする。車体は2015年3月に作られたもので、列車としては古いものではない。

  1. 配線に無理な力が加わって,短期間で断線した
  2. 断線に関して(正しい意味での)フェイルセーフな設計になっていなかった

意外なまでにオーソドックスな落ち.

さて,どう改修するんだろう.制御ソフトにパッチをあてるようにはいかなさそう.