安倍晋三と統一協会との癒着問題メモ

安倍晋三 殺害事件から連日話題になってる(旧)統一協会(世界平和統一家庭連合)との癒着問題.(一部の)自民党の政治家が,自分らの議席を得るための反社会勢力から組織票や労働力を提供してもらう代価として,その組織に様々な便宜を図ったという図式.個人の死なんて消し飛ぶほどに,巨大で醜悪な自民党の大スキャンダルではないだろうか.*1

当初は令和初の政治的な暗殺事件かと思われたが,事実は小説よりも奇なり.総理大臣も務めた大物政治家がカルト教団の広告塔を務め,霊感商法の片棒をかついで国民から搾取していた.今回の殺人事件も,その犠牲者からの復讐だった.*2 *3

殺人が正当化されることはないし,山上容疑者が無罪になることもないだろう.しかし情状酌量の余地はある.むしろこのような悪事に荷担する国会議員がいたという事実に激しい怒りを覚える.赤の他人である自分でもこうなのだ.当事者が彼への殺意を抑えきれないのも無理からぬ所だろう.

自民党に政治家としての倫理観と自浄作用があれば,こんな悲劇は未然に防げたはず.かえすがえすも残念でならない.

 

あれは80年代くらいだったか.その時点でも既に統一協会の名前は聞いていた.幸いなことに身近な問題でなかったから近づこうとはしなかったが,そういうカルト集団があることは知っていた.*4

そして1995年にはオウム真理教による地下鉄サリン事件が起き,カルト教団は宗教の名を借りた反社会組織であることが世間に認知された.

オウム事件以前ならば宗教というのは謂わば一種の聖域という言い訳も成立しただろう.前例主義のお役所がそこに手を出すのに躊躇するのは,やむを得なかったかもしれない.しかしオウム事件以後はそうではない.「前例がなかった」だの「想定外」だのという言い訳は,もはや過去の物だ.そのはずだった.


それがまさか令和の今になって、その名前を再び聞くことになるとは思ってなかった.世の中には悪徳政治家がいる.そのことを甘く見ていた.



なお「国葬にするか」問題については,「これだけ大きな問題を抱えた悪徳政治家を国葬にしてしまうと,後の世で大恥かくことになるから軽率な行動は控えるべきだ」と思う.
しかし逆に自民党からすれば統一協会絡みのスキャンダルを隠蔽するために,「凶弾に倒れた悲劇の主人公」を演出したくてしかたがないのだろう.

 

 

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https://web.archive.org/web/20030218140140/http://www.jpsa.or.jp/vbs/2000/s0202.htm




*1:米国だったらウォーターゲート事件を引き合いに出してる所じゃないか?

*2:今に至るも自民党側から,これらの事実を否定する発表はなされてないようだ.つまり概ね事実だと認めざるを得ない状況なのだろう.

*3:政治目的ではなく個人的な復讐なので,あえて「暗殺」とは書きたくない.令和の暗殺事件というよりは,令和のウォーターゲート事件だな.ディープスロートも単純な英雄ではなく,守秘義務と社会正義との板挟みで苦しんだみたいな話は聞いている.

*4:そして当初自分が知ってた以上に,悪質な霊感商法で巨額の資金を今もバリバリ集めているという.