安倍晋三と統一協会との癒着問題メモ(その13)

周回遅れの備忘録.

「鈴木エイト×ひろゆき自民党の旧統一教会"自主点検リスト"は、あまりに杜撰でひどすぎる」 」

https://president.jp/articles/-/61677
鈴木エイト氏スゲー.密度が濃い.

自民党がいかにダメな組織か,自民と統一協会がいかにズブズブの関係かってことが,これでもかと詰まってる.

こりゃ例の本も買うしかないな.

【エイト】旧統一教会のイベントに出席した人は、挨拶をしていなくても名前を公表しているのですが、関連団体のイベントの場合は、挨拶をしていない限り、出席していても名前を公表されない。変なところで線を引いているんです。

ひろゆき】そうすると、安倍晋三元首相が2021年9月にビデオメッセージを出したのはUPF(天宙平和連合)主催のイベントなので、今回の線引きで言えば名前が出ないということですか?

【エイト】安倍元首相が存命中だったら、名前を出されていない。

【エイト】そうなんです。たとえば、僕はこれまで、ある議員が旧統一教会系のイベントに出たり、祝電を送っていたとわかれば、必ず質問書を出していたんです。たとえその議員が教団系のイベントと知らずに出席したとしても、僕の質問書を見た時点で、それが統一教会系のイベントだったとわかるわけです。そうしたら、もしそれ以降に同じようなイベントに出たら、旧統一教会系のイベントだと知らなかったとは言えないはずなので。

だから、どの議員がいつどんなイベントに出たかを把握しているかは非常に重要なポイントなんですが、それすらも検証できない。「検証逃れ」と言われても仕方がない。

秘書を受け入れていたか、教会関連の泊りがけの講習を受けたか、教団に便宜を図ったか、政策に影響を与えてきたかといった肝心な質問は一切ありません。最初から一定の枠を決められていて、これ以上のことは書くなよという前提のもと出された点検結果ですよね。

そもそも自己申告制という時点で、すでに報道されている以上のことは出ないだろうとは想定していたのですが、単に名前だけで、それも一部しか公表していないので、これは点検と言えるのかなと。

でも実際は、安倍元首相にも細田(博之)さんにも切り込めないし、安倍派はもう放任状態なんですよね。

【エイト】しかも、この点検結果をどの範囲まで公開するか、どの議員まで名前を出すかを岸田首相や麻生(太郎)さんと相談しているんですが、そのメンバーの中には萩生田(光一)さんもいるんです。

もちろん政調会長という党の要職に就いているので、そこに居ることはおかしくはないんですが、“ズブズブの関係”と報道されている人がそういう判断をするところに入っていていいのか、と当然なりますよね。

今回の調査結果で、山本さんは関連団体の会合で挨拶をしたリストには名前があるんですが、マザームーン発言をしたのは関連団体じゃなくて統一教会本体の式典だったんです。なのに、「旧統一教会主催の会合への出席」のリストには名前がない。

マザームーン発言をした記憶がないのか、思い出したくないのかわかりませんが、とにかくあらゆる面で杜撰です。

【エイト】僕が2017年の秋の衆院選で山本さんに直当てした時も、そんな対応でした。

最初は普通に気さくな感じで話していたのが、マザームーンという言葉を出した途端に顔がこわばって。こちらが出した名刺を二つ折りにしてポケットにしまって、秘書に「警察を呼べ」と言って、危うく警察に捕まりそうになりました。

その時、山本さんは防衛副大臣だったんですが、ジャーナリストの追及を受けて警察を呼んだ防衛副大臣なんです。さすがに自衛隊は呼べなかった。

その後すぐに「直撃取材に警察を呼んだ“自己防衛”副大臣」という記事にしました。


文化庁が宗教法人と交わした「裏約束」の正体」

https://toyokeizai.net/articles/-/617415

申請を受理した後、認証しないケースに限って、主な宗教法人の代表者や宗教学者でつくる「宗教法人審議会」(以下、審議会)に諮問する。ところが、認証するときは審議会にかけなくていい。

不認証となれば、同じものをもう一度出したところで認証はされない。2015年の名称変更の際、統一教会が申請したのは「今回は認証してもらえる」という見通しを持っていたからだ。

統一教会の立場からいうと、1997年の事前相談の段階で申請を出さなかったのは賢明な判断だった。申請を出して不承認になったら、元も子もないからだ。2015年の名称変更の際、認証してもらえるという確証をどこから得たのかが問題だ。認証するという保証が事前になければ、申請はできなかったはずだ。

当時の宗務課長が「統一教会の名称変更の申請がきているから認証する」と説明に来た。私が認証すべきでないと言ったら、宗務課長が非常に困った顔をしていたのを覚えている。しかし、結果的に認証はすることになったので、私の上の人が認証する意思を持っていたことになる。つまり事務次官か、大臣のどちらかだ。
(中略)
つまり、名称変更の認証のとき、私の上には事実上大臣(下村博文氏)しかいなかった。



「麻生副総裁、甘利前幹事長の名前も 公安部が作成した親カルト「400人議員名簿」“驚愕”の中身とは」

https://www.dailyshincho.jp/article/2022/09140556/
https://news.yahoo.co.jp/articles/e764b440032a97b1020d2cbf5d6fc6204c7e338b

「秘書に信者が紛れていないかどうかを確認する項目もないなど、質問の穴が目立ちました。また、事務所同士で示し合わせて回答の仕方を調整し、教会との関係を全体として薄く見せる方法を模索する動きも。さらには“まともに回答するな”と申し合わせた派閥すらあったそうです」(同)

調査ではなく点検――。つまり、実態に分け入りはしない、ただざっと見渡して気になる点だけ申告せよ、というお触れだ。そもそもやる気がないうえに、後で問題が露見しても「点検レベルだったので」と言い逃れできる。

「警視庁公安部は統一教会単独の動向だけではなく、政治家と統一教会の関係についても水面下で長年、監視してきました」
 とは、さる警視庁関係者。この名簿はすなわち、警視庁公安部総務課の政界担当とカルト担当が極秘裏に作成、更新してきたものだ。
(中略)
勝共推進議員 平成11年2月18日 前進大会東京大会に祝電を打つ 平成11年3月4日 前進化西東京大会に祝電を打つ 平成11年3月13日 勝共全国代表者会議に祝電を打つ〉

 かくて麻生氏が、教会の関連団体主催によるイベントに何度も祝電を打っていた事実が記されている。

統一教会問題に詳しい渡辺博弁護士は“腐れ縁”の清算など果たしてできるのか懐疑的だ。

統一教会との関係は断ち切るべきですが、完全に関係を絶てば、教会側がそれまでの関係を全部暴露するかもしれない。それを思えば、どの程度のことができるのか疑うしかない」



「山上容疑者の銃弾で変わった日本は「とっくにテロに屈している」という現実」

https://diamond.jp/articles/-/309742

安倍晋三殺害事件を「テロ」だの「暗殺」だのと呼びたがる人は,私怨に基づく復讐劇でしかないものを,なにか巨大な陰謀に基づく事件で殺されたことにしたくてしょうがないように見える.*1 *2

総理大臣も務めた大物政治家が,実は反社会的組織と裏取引していたとか,彼等に協力をとりつける代わりに,数百億円とも言われる「強制的な寄付」を隠蔽するなど便宜を図っていたなどという悪事については,考えたくもないのだろう.

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/diamond.jp/articles/-/309742
  • id:rna 読んでないけど「テロに屈しない」はテロを恐れて筋を曲げないって意味で、常にテロリストの逆張りするって意味じゃないし、常に逆張りすると敵対勢力になりすましてテロ起こせば思い通りになっちゃう。
  • id:kakusuke07 統一教会問題が噴出してるのをもってテロに屈したというのは違和感がある。なぜならほとんど誰も山上に恐怖を抱いていないからだ。むしろ恐怖の対象は統一教会
  • id:trade_heaven テロに屈する前にカルトに屈してただろ。じゃあどうなったら理想的だったのか?メディアが統一教会を問題視せず、今まで通り腐りきったままの日本で、テロに屈しなかったね!で良かったわけ?逆張りしたいだけの駄文
  • id:sinopyyy 統一教会への批判が山上擁護?山上の犯罪への批判と統一教会への批判は両立出来るでしょ。
  • id:tdaidouji 別に事件や事件の影響してる範囲で超法規的な措置で対応したわけでもないし。飛行機乗っ取られて亡命とかよりよほど何も起きてない


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その他

*1: たとえば元総理大臣が浮気して,逆上した妻に刺し殺されたら,それを暗殺やテロと呼ぶだろうか.たとえば元高級官僚が息子を刺し殺した事件があったけど,もしその時に息子が抵抗した結果,逆に父親を死なせた場合はテロどころか正当防衛になる可能性すらあるだろう.死んだのが国会議員というだけでは,テロだの暗殺だのとはいわないのだ.

*2:しかもこと安倍心臓殺害事件に関しては,山上容疑者の怒りについては全く正当なものだ.日本国民を守るべき立場にある政治家が,日本人を集金マシンとしてしか見てない韓国系カルト教団と結託して日本国民から搾取するなど,まさに売国奴と呼ぶのに相応しい.山上容疑者は「殺人は許されない」というその一点においてのみ非難されるが,彼の怒りについては全く正当なものだった.