開発現場 vs 営業の対立
「 営業担当者がSEに抱く不満とは」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20060515/238003/
メモ
コメントはさしずめ「開発現場が営業に抱く不満とは」ですね。
そもそもそんな程度で“営業”と言えるなら、ダレでも顧客を取ってくることができますよ。“安い”“早い”“何でもできます”と言えばいいだけですから。
「お客様の目の前で“それはできません”と即答しないでほしい」
…"できます"と即答してしまったからですか?
「お客様を満足させていくという顧客指向を持ってほしい」
…"ノルマをこなすという売上指向"と摩り替えて正当化していませんか?
「指示・依頼を待つだけでなく、自分で考え積極的に提案してほしい」
…それは営業にこそ求められるスキルではありませんか?
営業は,仕事を採ってくることだけが仕事だと思っている.開発は,仕事を取ってくるだけの営業など不要だと考えている.「赤字案件を取ってくれば営業の成果.赤字が出れば開発の責任」という評価制度の矛盾も深刻な問題だ.
この違いがある限り,両者の対立は無くなるまい.
なんで横文字を使うとデキる人っぽく見えるのか
http://d.hatena.ne.jp/wa-ren/20060513/p1
それは実力がない「できない人」だからでは?
少なくともIT業界だと専門用語が次々と現れるので,そういったカタカナ語は嫌というほど使わざるをえない.それだけに使う必要のない用語までカタカナ語を使うと不必要に混乱するので,それ以外の用語にはあえて使用しない.むしろ不必要にカタカナ語を使って実力がないのを誤魔化すのは二流のすることだろう.
略語に関してではあるが,
さて、私がここで問題視しているのは、話す相手によって説明レベルを変えねばならないので面倒だ、ということではなく、そもそも噛み砕いた説明ができる人が少ないということなのです。その傾向は、特に若い人( 20 代の方)に顕著だと思われます。(中略)
外資系に勤めているからアルファベット略語を使いがちというのは、大きな誤解です。そもそも外国人はあまり略語を使いません ! 外国人の同僚と話をしていても、彼らが略語を使っているのは、ほとんど聞いたことがありません。その理由としては、英語で会話している中に略語を混ぜてしまうと、何を言っているのかわからなくなるのです*1。特に外国人が日本人に対して話をする際には、聞き手に誤解を与えないように極めてわかりやすく話してくれます。なので、略語は使わないわけです。つまり、3 文字略語を頻繁に使うのは日本人だけだということになります。
http://www.daijob.com/dj4/ja/column/takashi/column.jsp?id=483
様々な習慣があるということだね.
外国人は使わない.日本人でも専門家は必要のない限り使わない.使うのは専門家の皮をかぶった素人だけなのでは?
*1:日本でも例えばIPには"Intellectual Property"と"Internet Protocol"の二つがある.IT業界限定で,しかもメジャーなものだけでこれなのだ.会話中に混ぜると使い物にならないのは言うまでもない.
文章で書く場合でもいきなり「IP」と入れるのではなく「知的財産("Intellectual Property",以下IPと略)」などと断り書きを入れるのが技術文書の鉄則.英語だとglossaryという章を作り,そこでまとめて定義する場合もある.