スラッシュドット:日本のIT技術者の皆さん、幸せですか?

http://slashdot.jp/askslashdot/06/07/13/1644222.shtml
http://www.rikei.info/main/archive/000026.php
http://blogs.itmedia.co.jp/musasabi/2006/07/post_6ca8.html
http://d.hatena.ne.jp/issoft/20060715/1152877870

皆さんの意見はだいたい一致するようで.

スキルアップして仕事が速く片付くようになると余計仕事を押し付けられるのだ。
そして給料は一緒。帰りは終電か始電か。(中略)
会社が悪いからと転職を繰り返すとなぜか社会的信用が下がるこの世の中。

・なぜ不幸せなのか→仕事量の割に給料が安いから
・なぜ仕事量が多いのか→スキルの低い同僚に足を引っ張られるから
・なぜ同僚のスキルが低いのか→ソフトウェア業界向きではないから
・ソフトウェア業界向きの人はどこにいるのか→他業種へ
・なぜ他業種なのか→ソフトウェア業界は仕事量の割に給料が安いから

・なぜ給料が安いのか→受注単価が安いから
・なぜ受注単価が安いのか→誰にでもできるような仕事だから
・なぜ誰にでもできるような仕事しか受けないのか→会社としてのスキルが低いから
・なぜスキルが低いのか→給料が安いから

・給料以外の幸せもあるのでは→休みも少なく周りは男ばかり
・なぜ休みが少ないのか→スキルの低い同僚に足を引っ張られるから
・なぜ同僚のスキルが低いのか→(略)
・なぜ男ばかりなのか→労働条件が悪いから
・なぜ労働条件が悪いのか→受注単価が安いから
・なぜ受注単価が安いのか→(略)

IT 系スキル(+情熱?)なんて時間の経過と共に劣化していくのに経験(年数)とセットで判定するなんて、おかしな話です。

  • たとえ金額がよくても明らかに本人のスキルに合わない仕事ばかり取って来る営業
  • あまりに疲れきって何一つ新しいことを学ぶことが出来ない日々
  • 殺伐とした職場環境
  • 客先で嫌がらせや陰口で直接足を引っ張るマネをする同業他社の人間
  • 売り上げの大半が国内の企業→今まで通り
  • 売り上げの一定部分が海外の企業→和魂洋才でがんばれ

だからSIはダメなのか.


理系白書

理系白書

http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=444&e=2

スラッシュドット:こんな社食は嫌だ

http://slashdot.jp/pollBooth.pl?qid=276&aid=-1

  • ウチの社食は安いけれど不味いです。
  • 安いならまだましじゃないですか。うちなんか「高くてまずい」ですよ。
  • まだましだな。うち事業所の社食の飯を喰うと油にあたって気分が悪くなる。

我が社の社員食堂は、直系の子会社が運営しています。その会社の重役・取締役には、親会社の労働組合の元幹部が大量に天下りしています。
労働組合を会社の言いなりにした報酬として、人事部門から与えられる褒美なのです。褒美ですから待遇は別格。何も仕事しなくても高給が支払われます。
そんな彼らを養うため、社員食堂は高くて不味くて冷めてて量の少ない食事を提供し、暴利をむさぼっています。
独占経営権を与えられているため、社員には選択肢がありません。組合に訴えようにも、次の天下りを狙う組合幹部は、決してこの問題に踏み込もうとはしません。
会社という組織の汚さ、私利私欲に溺れた人間の醜さを象徴する事例です。

ゲームの畑の人たちが駄目なワケ

http://d.hatena.ne.jp/Isoparametric/20060712#1152680429

一言で言えば専門学校はやる気も技術もない駄目人間の掃きだめだということ。

(一流)大学とやらであの程度なのだから,それより勉強や努力が嫌いな人達が集まれば多分そういうことになるんだろう.

必然的に「勉強」という名の名目で「ゲームをプレイする=ゲームで遊ぶ」人間は増えますが、プログラムの勉強をしようと専門書を紐解く人間は少なくなります。

これはゲーム畑だけに限らない.まだしもゲームの場合は

面白い=>売れる=>儲かる

の図式があるけれど,それ以外の分野だとこれさえもない.

http://d.hatena.ne.jp/Isoparametric/20060714/1152836408

面白い=>売れる=>儲かる

この図式は最近はあまり通用しなかったりすると感じます。
単純に『面白い』という言葉が人によって違うのと、購入前に面白いかどうかを判別する方法が貧弱であるという理由があると思います。

それはそうでしょう.

でも,希に,そういうのとは関係なく「面白いから」「やってみたらハマった」と口コミで面白さがひろまってヒットするというのもありますよね?「当てはまりにくいし,常に成立するわけではない.」というのは分かるんですよ.実際にそういうヒット作は万に一つかもしれないけれど,それでも少なくとも儲けるためには良いものを作る必要がまだしも認められる.


これが業界によっては逆になってしまうのが問題なんですよ.良いものを短期間で作ると儲けが減る.儲けるためには意図的であるにせよ無いにせよ品質を落とさなければならない.そういう構造ができあがってしまっているんですよね.一度こうなると技術力のある人はありがた迷惑,厄介者になってしまう.