早くも成熟した電子ペーパーの電子書籍リーダー専用機市場

タイトルはミスリードだな.電子ペーパーベースの電子書籍リーダー専用機市場」の話な.

同社の試算によると、世界の電子書籍端末市場のピークは出荷台数が2320万台となった2011年で、今後は縮小の一途をたどる。

2011年.つまりKindle Touch発売の年.


そりゃ欧米だとKindle Touchで、ほぼ完成してるもの.残るは買い換え需要だけなので,縮小するのは当たり前.

ほとんど同じことを前にも書いた
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20130106/p1

米国で米アマゾン・ドット・コムは自社の電子書籍端末「キンドル・ペーパーホワイト」を119ドルで販売しているが、タブレットキンドル・ファイアHD」は199ドル。その差はたった80ドルだ。

「たった80ドル」.そうかなあ.一番安い広告付きKindleだと69ドル.*1 そういう意味では差額だけで専用端末がもう一台変えるレベル.

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.nikkei.com/article/DGXNASDD27002_X20C13A3000000/

  • id:seo 電子書籍”専用”端末の市場が縮小しているという話。これ前にもあった話だけど、一定のニーズは存在するってことじゃなかったっけ?
  • id:justgg タブレットで読書とか目が疲れるけどなあ。せめてノングレア液晶の選択肢があればいいのに。

両方使った人間なら分かるけど,文書中心の書籍を読むならKindle Touch/Paperwhiteの方がFire HDより良いよ.画面も見やすいし,何より薄くて軽い.Paperwhiteでも初めて持った時は思ったよりズッシリという意見もあるけど,Fire HDを持った後だとずっと軽く感じる.Fire HDでの片手で長時間の読書は,できれば勘弁して欲しい.

ただし大判マンガや技術書だと,画面サイズ的に厳しいのでできればFire HD8.9やiPadが欲しくなる.でもそうすると価格がね...

  • id:hidematu 専用の電子書籍端末が消滅しそうという当たり前の話。タイトルはミスリードを狙った確信犯か。
  • id:aoi0808 E-inkの白黒端末が消滅するという釣りタイトルなので見逃しに注意。半年後までにiPadminiやKindleFireHDやNexus7.7が安くて高解像度で1ドットが見えない位のビューワへ進化するので当然の流れ。
  • id:asanomi7 「専用」って書いてくれないとミスリードするよ/「世界の電子書籍市場(売上高ベース)は12年の94億ドルから17年には375億ドルに急拡大する」→最初から英語で書いて電子で出す。さて、何を?

タブレット出荷台数が大幅増 2012年は前年比191%」

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1303/27/news124.html
ついでにメモ.

IT調査会社のIDC Japanは3月27日、国内モバイル端末市場に関する調査結果を発表した。2012年のスマートフォン出荷台数は前年比42.1%増の2848万台、タブレット出荷台数は同91.3%増の462万台だった。

同期のタブレット出荷台数は202万台(前年同期比88.3%増)と急増。Kindle Fire」「Nexus 7」をはじめとする低価格タブレットの一般ユ―ザーへの普及が進んだほか、LTE搭載タブレットの出荷増、法人向け需要の拡大などが成長要因になったという。OS別シェアではAndroid(48.3%)がトップだった。