Kindle PaperwhiteのUI改悪

Kindle Paperwhiteファームウェア アップデートでUIが大幅に改変された.

どうやら,この件かな?


しかし,今度ばかりは著しい改悪と言わざるをえない.

  • リスト表示だと一画面に僅か四行しか書籍やコレクションが表示されない.*1
  • グリッド表示なら6個までいけるようになるが,字が小さく視線移動が不自然で読み憎くなる.*2
  • 特に書籍の方は表紙画像になるので最悪.モノクロなこともあって一見しただけでは,どの本なのか判別できない.*3
  • 今まで以上にスワイプなどを多用している.液晶用のUIを電子ペーパーに流用した結果だろうか.

全般として感じるのは,このUIは読書家向けではないし,電子ペーパー向けでもないということ.持ってる書籍が数冊~十数冊の人なら我慢できても、蔵書が増えると管理できなくなる.

Kindle Paperwhiteは,今までまともなUIを作ってきたのに,今度ばかりはかなりヒドイ.いったいAmazonに何があったのだろう.


グリッド表示でこの辺の新書が並んだら,ほんま分からん.


*1:昔は8行くらい表示できたと思うんだけど.
同じ価格でも,いつの間にか減らされてるところは、まるでお菓子なんかのいわゆる「ステルス値上げ」みたいだな. https://neage.jp/syokuhin/kashi/index.html

*2:もはや老眼には厳しい.
従来は文字サイズ拡大や音声ガイダンスなど,バリアフリー化にも注力していたというのに.

*3:書籍はタイトルで覚えていて,表紙イラストで覚えてるわけじゃないんだが.そういう人って珍しいのかな.
オライリー本なんかは特徴的な表紙だから,それがO'Reilly本だということまでは一目瞭然だけど,それがオライリーの何の本かまではタイトルを読まないと分からない.

あなたは左側の表紙イラストを見て判断するだろうか.それとも右側のタイトルを見て判断するだろうか.