SIerの悲しい現実

http://anond.hatelabo.jp/20080824080254
とりあえずメモ.

SIerでお仕事してると、派遣とか常駐とか言う形で、色んな会社に行って、違う会社の人とお仕事するんだけど、「経験年数n年(n>3)です」っていう人達が、恐ろしく使えなくてびっくりすることがしばしば。

そんなもんらしい.

そういう方たちは,こういう本の存在さえしらない.=>http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20070522/p1

でもそういう人達の方が,SIerとしては安上がりで重宝するようだ.お客や上司が気にするのは品質や生産性ではなく価格だけだから.そしてこの主も,おそらく遠からずSIerの存在を疑問に感じ,他の道を模索するようになるんじゃないかな.よほどのコンピューター馬鹿か,或いは本当の馬鹿でなければ,SIerプログラマを続けていくことなんて無理だろう.*1

Effective Java (Java Series)

Effective Java (Java Series)

Effective Java プログラミング言語ガイド

Effective Java プログラミング言語ガイド

特に、Java 5以降の機能
* 拡張for構文
* Enum
* 可変長引数
辺りを全く知らなかったり。

こっちの方は仕事で使うことがなければ「使った経験がない」ということは大いにあると思う.それにしても未だに全く知らないってのは勉強してないってことだから,やはり問題がある.勉強してない人間は,いつまでたっても素人のままで,そういう人にとっては「経験年数」なんて全く無意味なんだよね.

ブクマより

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://anond.hatelabo.jp/20080824080254

レガシー維持だったり改造だったりでJavaどころかC++すら使ってない現場もある。

Java開発者を名乗ってる時点で,それは言い訳になりません.

そもそも言語に拘る時点でどうかと思います。

全然拘ってないし.interfaceやIteratorなんて,むしろ言語に依存しない部分だと思う.

実装方法のノウハウが問題なわけで。あと問題解決能力。

equals/hashCodeの実装,Serializableの実装,Iteratorの実装というのは,そういうごくごく初歩的な実装方法のノウハウそのものなんだけど?そんなことも知らない人間の問題解決能力など聞いて呆れる.

こういう枝葉にとらわれるのがjavaの人とは思う。

これらはJavaだけでなく,OOPに関する基本テクニックだと思うけどね.それを認識できないで枝葉だと自分を欺くのはCOBOLerなんかに良くあるパターンだよ.おそらくこの人はOOPテクニックを全く理解していないし,生産性が理解できない人.そしてこういう老害が日本のSIerには多いんだよね.

http://anond.hatelabo.jp/20080825010326

>Interfaceって何のためにあるんですか?

それはね、Javaには関数ポインタがないからなんだよ。実装としてはvtableだから、関数ポインタなんだよ。知ってる? まぁ、一部言語ではhashTableだが。

自ら無能であることを証明してどうする。

それは「参照はポインタだ,インスタンスはデータ構造だ,GCmalloc/freeだ」と言ってるCプログラマと変わらんぞ.あたらしい技術を学ばず,時代錯誤な過去の常識を押し付けるのは老害でしかない.*2

関連

COBOL屋の呪縛:http://d.hatena.ne.jp/masayang/20070921/1190402380
時代遅れの「基本」:http://d.hatena.ne.jp/masayang/20080720/1216570321
SI屋と顧客の未来:http://d.hatena.ne.jp/masayang/20070923/1190583454

その「基本」とやらが既に時代遅れであることすら悟ってないのなら...論外だね〜 そういう職場で働いている人は、すぐに転職先を探したほうがいいよ。

*1:そして残るのは「本当の馬鹿」の方が圧倒的に多いと.

*2:こういう人が偉そうにするから嫌になるんだよな、この業界って。orz そういう意味ではここのコメントに見られる対立こそ,老害vs若手というIT業界の対立の縮図でもある。