従うべきでないプログラミングのアドバイス10カ条

http://labs.cybozu.co.jp/blog/akky/archives/2006/02/10.html

8) 実世界に対応したクラスを設計せよ

これを勧めるOO入門書が後を絶たない.困ったもんである.

7) チームでコード記法を統一せよ

レベルによるな.例えば

C++ Coding Standards―101のルール、ガイドライン、ベストプラクティス (C++ in‐depth series)

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  • 作者: ハーブサッター,アンドレイアレキサンドレスク,浜田光之,Herb Sutter,Andrei Alexandrescu,浜田真理
  • 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 単行本
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コレくらいなら許すが,改行位置だのセミコロンとの間の空白を入れるか入れないかだのを,厳しく取り締まるのは時間のムダ.最後は単なる宗教論争に発展する.

6) コメントをたくさん書け

これも微妙だ.
コメントが全くないコードというのは,大抵はド素人が書くもので論外だ.それじゃあコメントが沢山あればそれは良いコードかというとそうでもない.適切なコードが適量あるのなら良いが,冗長で「コードを見れば分かる」ようなことを繰り返し書いているようなものは鬱陶しいだけ.
通常は良いコメントは,綺麗なコードに適切なコメントが少量あるものだろう.ただしAPIのコメントは例外.これはインターフェースの外部に対する契約を表明するもので,一般的なコメントとは少し毛色が異なる.

1) コードを書く前に設計せよ

たしかに,これは最悪だね.でもコーディングができない人ほどこれを主張する.