デスマのコスト
http://blogs.itmedia.co.jp/knowledge/2006/05/post_9d14.html
http://blogs.itmedia.co.jp/infra/2006/06/post_5653.html
メモ.
「出来ないことは出来ないと言って欲しい」
のである。ところが、何でもかんでも「出来ます」「(製品の)標準機能で対応できます」といって嘘をつく担当者の多いことこの上ない。困ったものだ。
同感だが,そういうことは営業と経営者,あとは顧客企業に言ってくれ.
大量のリソースをつぎ込んで炎上プロジェクトを鎮火させるのはいいが、そこでつぎ込まれたリソースのコストは一体だれが負担しているのか、もしかすると最初から見積もりに入っていたのではないか?という疑問が外から見ると感じられるようです。
「自動車事故で支払われる保険金は誰が負担しているのか?」みたいなものか.もちろん加入者が支払った保険金で賄われる.事故を起こさない優良ドライバーなら保険金は安くなるはずだし,逆に事故を起こすドライバーなら保険金も高くつく.ドライバーの技量が下がれば下がるほど保険金の負担が高くなっていき,最後は車を所持することも難しくなってしまう.*1
無理やりであっても最終的にプロジェクトを終えることができるというのは、ベンダーを選択する大きな基準のひとつだと思います。経営側の視点で考えると、多少出費が増えてもスケジュール通りに事を進めることの方が経営を予測し易いですし、対外的な影響を考えてもメリットは大きいのではないでしょうか。
リスクを全部ベンダーに押し付けるのだから「保険金」も高くなるのは当然で,ベンダーの側としてはそれを承知で高い金を支払ってくれ*2という他ない.*3
追記
http://blogs.itmedia.co.jp/knowledge/2006/06/__6c43.html
コメント欄より
この業界はまだ未成熟なのでしょうか?ゼネコンと比較するとあまりにも品質水準が低い気がします。
ここでいう「ゼネコン」が土木/建築の話だとすると*4,要するにこの話しかな?
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20050605#p2
未成熟なのは技術よりも顧客かな.顧客が「ゼネコンと比較して〜」「製造業と比較して〜」などという的はずれな批判をしている限り,まともな技術者の努力は報われない.