プログラミングはもう輝かしい仕事ではない?

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0506/20/news074.html
メモ.
日本ではもっと酷いかもね.随分昔から汚れ仕事的,3K分野として扱われてきた.輝かしい仕事だった時代はおそらくない.経団連の認識は一体どこから出てくるのだろう?

もっと重要なのは、モー君がコンサルティングの仕事を従来のIT職よりも実入りが良く、やりがいがあり、想像的だと考えている点だ。彼は夏に経験したプログラミングのインターンシップを「あまりに焦点を絞りすぎ、局所的で、意味がない」と述べている。

数万のエンジニアリング関連職が開発途上国に移る中で、米国の多くの新社会人が、IT職を単調で非創造的で、簡単に下請けに出される仕事――1980年代の製造職のように――と考えている。

調査会社Gartnerは、最大で15%のIT労働者が2010年までにIT職を辞めると予測している(定年退職および死亡は除く)。退職の理由のほとんどは、「仕事に就けない」「金にならない」「仕事に満足できない」のいずれかだろうという。同じく2010年までに、全世界の技術開発者(プログラマーから、メインフレームやノートPCなどあらゆる機器のメンテナンス要員まで)への需要は30%縮小すると予測されている。

「明らかに過去4〜5年間は、IT職を探している求職者にとって本当に厳しかった。この状況は変わらないだろう。技術者の給与が大幅に上がる大好況が来る兆しも、彼らのためにたくさんの新しいポジションができる兆候もまったくない」

向こう10年間は「ディープコード」やその他のIT職の減少で、コンピュータマニアの間では掛け金の高いいす取りゲームが起きるだろうシリコンバレーのリクルーターは話す。

組込み分野は多かれ少なかれ「ディープコード」の塊だ.そういう意味では日本の状況はまだしもマシかもしれない.ただし「IT業界」は除く.*1

*1:そして「IT業界」から組込み業界へと人材流出が続き、「IT業界」の人材不足がなお一層酷くなるという図式なんじゃないじゃろか.だとすればいくら人材を育成しても,現状を変えない限りは「IT業界」の人材不足は解消されない.新しい酒を入れる前に,古い革袋を何とかするほうが先決だ.