オブジェクト指向プログラムのためのパターン言語の使用

http://capsctrl.que.jp/kdmsnr/wiki/transl/?UsingPatternLanguagesForOOP
メモ.

オブジェクト指向プログラミングのための適切な方法論の探索は、これまで古臭い考えを焼き直したものに過ぎなかった。OOPは従来の考え方とは全く異なっており、従来の構造化分析やエンティティ・リレーションシップ(E-R)の手法をそのままあてはめるだけでは、OOP本来の潜在能力を引き出すことはできない*1。特に気になるのは、どちらの手法も最も重要な設計事項であるユーザ・インタフェースに重きを置いていない点である。E-Rは一見「オブジェクト指向」のように見えるが、Smalltalkに見られるような動的なオブジェクトに適合していないばかりか、オブジェクト指向プログラミングで取り除かれた、設計時におけるグローバルな視点をも推奨している。

まあもともとE-R図は「リレーショナルモデル」を前提にしているので,オブジェクト指向のモデルとは相容れないのは当然の結果なんですね.それを無謀にもオブジェクト指向に適用してどうにかできるなどとは考えない方が良い.

*1:この部分はUMLに対する批判にもなってますね.