よくある話

新卒はツラいよ!

新卒はツラいよ!

ここまでひどい会社もめずらしい・・・というわけではない。(中略)1つだけ悲しいのは、この本のような「最悪な会社」は、実はこの会社だけじゃないことだ。ウチの会社もここまでじゃないにしろ、実はこれに近い経験は、わしもたった1年間の間に、何度か経験した。この本の内容を、「こんなことありえねーよハハハ ( ´∀`)」と笑い飛ばせればいいのだが、、、そうではない現実が、日常茶飯事のようにある。優秀な人ほど、真っ先に潰される。
http://d.hatena.ne.jp/heppokoprogram/20060415#1145112544

いや,まったくその通りですね.orz

なんでそうなるか?日本という国が抱える構造的問題が,IT業界においては特に顕著に現れているだけでしょう.横並び評価や責任不在.年功序列と終身雇用.いずれもIT業界を腐らせるに十分なものばかりだ.たとえば年功序列ひとつ取っても,IT業界では「10年の経験」が必ずしもプラスになるとは限らない.その10年間努力し続けていればともかく,何の努力もしない人だと技術の進歩に取り残されてしまい,時間が経てば立つほど*1足を引っ張るようになる.

実際に新しい技術を次々に学習していくのは並大抵のものではない.ぬるま湯のような終身雇用に守られている人が,しかも努力してもしなくても横並び評価されると分かっているのに,はたして必死の努力を続けるものだろうか.


とは言え,かくいうこの著者自体もそういう努力をしない人の一人のようだ

研究開発のような一部の例外を除けば、プログラムを書くなんて作業にたいした価値はありません。所詮は川の下流に位置する作業、業界に何年か浸かってりゃ自然と身につく程度のものなんです。
http://d.hatena.ne.jp/heppokoprogram/20060416#1145177822

自然と身に付くレベルのプログラミングスキルなど全体のごく一部.その程度の技術しか持ってないようでは所詮は三流です.

*1:建前上は「経験を積めば積むほど」.残念なことに単に経験したけでは,そこから何かを学べるとは限らない.