それはあなたが管理職だったから
http://japan.cnet.com/blog/itheart/2007/11/20/entry_25001908/
私に限って言えば・・・35歳定年説は本当だった。というより、プログラムを動かすことより、人を動かすことに魅力を感じてしまったのだから、ずっとプログラマだったらどう思うかというのは残念だがわからない。
要するに,あんたが根っからの管理職で,プログラマじゃなかったってだけでしょ.
「プログラムが大好きなんですよ」
と笑顔で答えてくれたら、きっと喜んでお任せすると思う。けれども、それ以外の答えだったら、たぶん任せない。
「プログラミングより人を動かす方が大好きなんです」なんて言う奴が,プログラマだと言えるわけがないだろ.
一般的には、35歳ぐらいで人月ベースの単価が人件費と合わなくなってくるようだ。また、SEが若手なら年齢が上のプログラマは一緒に仕事がしにくいし、客先の需要も少なくなってくるのかもしれない。
おそらくこれが正解.
つまり真のプログラマーは,人月単価という産業構造の犠牲にされてるんですよ.
「技術をしたいってことを都合のいい理由にしてウダウダ言い訳してんじゃねぇよ。周りを自分に合わせようっていったってそうはいかねぇんだよ。本当にやりたいんだったら、会社や世間に文句言ってねぇで、やり遂げる覚悟を決めて自分ができることからとっとと勉強始めろよ。」
典型的な「できない管理職」ですね.
自分と他人の違いも理解してないし,自分の利益と他人の利益が一致しないことも理解してない.
業界を自分の理想に傾けることにエネルギーを使うなら、いかに早く自分の理想に近づけるかにエネルギーを使ったほうが効率がいい。(つらいけど・・・)
だから転職する人が多いんだよね.この業界は.....
そしてもう一つの問題.
今後若い世代が減ってくることが分かっている.IT業界*1の人気も下がる一方.今の若い人達が35歳になるころには管理職ポストはないことも分かってる.でも年功序列という名のネズミ講は,若い社畜の大量採用によって維持されているので若い人はいくらいても足りない.
さて,この状況で,一体どうやって若い人達を大量採用し続けられるというのだろう?
関連:http://elmundo.cocolog-nifty.com/elmundo/2007/11/post_d90c.html
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50954418.html
とはいうものの、海兵隊とプログラマーと圧倒的に違うことが一つある。「兵器」の進歩の速度だ。単発式ライフルで訓練を受けたのに、突撃銃どころかF-35を飛ばせといわれるようなことが平気で起こるのがこの世界。いくら"once a marine"と言われても、10年前どころか5年前のmarineでも"always a marine"というのは気が引ける。現役バリバリはとにかく、予備役程度には訓練しておかないと、連帯感は維持できない。
聞いていて痛かった管理職のセリフの一つが「オレも昔はプログラマーだった」だ.
彼らは「オレは元プログラマーだからプログラミングのことを良く理解している」というつもりで言ってるんだろうが,こっちは「『元』プログラマーというだけで,今はプログラマーじゃないだろ?プログラミングを理解している『つもり』かもしれないが,もうオレ達の話には付いて来れないだろ?あんたの時代は,とうの昔に終わったんだよ.」と思って聞いている.*2
俺がコードを諦めない理由はもう一つあって、「いざというときに自分しかそこにいない」、口を出しても間に合わない状況で手足を出せるかということがある。たとえ自分がディフェンダーでも、たまたま敵のゴール前に自分がいたら、その時の俺がやるべきことはパスをまわすことじゃないはずだ。
「下請けや派遣に丸投げすることこそが管理職の仕事だ」と思ってる管理職の方が多いかも.