「日本IBMで何が起きているのか 訴訟続発に下請けとのトラブル」
http://www.j-cast.com/2008/10/04028032.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081004-00000001-jct-soci
IBMの下請けとしてサブシステムの開発に携わっていたソフトウェア企業が4億円近い負債を抱え、2008年10月中にも破産手続きに入る。同社は、 IBMから追加費用の支払いが行われていなかったと主張して訴訟準備に入っていたという。ほかにも、スルガ銀行やソフト開発会社など、IBMを相手取った訴訟も続発しているのだ。
単純に日本が不景気ってだけの話でないの?
ひょっとしたら年々続く日本のIT業界の技術力の低下が,とうとう非技術者でも認識できるレベルにまで拡大したというだけのことかもしれないけど.*1
追記:
http://d.hatena.ne.jp/NOV1975/20081005/p2
んで結論.
今回記事になったような問題は、業務の適正化をはかっていった結果としてのゆがみでもある。
そういうことならまあ納得.でも言い換えれば,SIerと多重下請け構造という極めて非効率的な企業形態の存在が既に時代遅れなんだと思う.SIerという形で利益を得よう*2とし続ける限り,この歪みから逃れることは難しい.
結局時代を変えられるのはユーザーだけなんだけどね.でも変わらないんだろうな.
関連:
習得しても、実践するのが政治的に難しい
http://d.hatena.ne.jp/masayang/20081001/1222895356
- 委託側・受託側双方が「より良いものを作ろう」という目標を共有できていれば、ハードルは低いはず。
- 委託側が「より安く早く作らせよう」「失敗させないように監視を強めよう」「とにかく言うことを聞かせよう」という態度だと、まあダメだろうね。
- 受託側が「できるだけサヤを抜こう」「リスクを転嫁できるスキームにしておこう」「責任を押し付けられないようにしよう」という態度でも、やっぱりダメだろうね。
http://d.hatena.ne.jp/masayang/20070923/1190583454
- シナリオ1 このまま何も変わらない
- シナリオ2 顧客と共に衰退
- シナリオ3 ファンドによる買収+解体
http://d.hatena.ne.jp/masayang/20080920/1221876250
- 外部の安い労働力を活用する工程は、どうしても「付加価値が低いとされる下流」となってしまう。結果、自社社員がこれらの「下流」とされる工程に関わる機会は減る一方。
- そして高レバレッジな期間が長く続けば、その間に就職してきた新人達は「下流」とされる工程を理解しないまま、中堅〜管理職と成長していく。しかも、こういう時は業績も好調なので、採用される若者の数は多い。*2
- そういう「わかってない」中堅〜管理職がたくさん育った頃に、景気後退の波が押し寄せてきたら...