アリトホシクズ 「『アトム ザ・ビギニング』1巻買ったよー。」
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感想記事.
- 作者: 手塚治虫,ゆうきまさみ,カサハラテツロー
- 出版社/メーカー: ヒーローズ
- 発売日: 2015/06/05
- メディア: Kindle版
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ところで、アトムをはじめ手塚マンガでは、ロボットに“自我”もしくは“心”があるのは当たり前、といいますか、むしろ、そこ前提の上での葛藤=ドラマを描くことこそが本題になっている場合が多いので、ロボットがそれを持つに至るまでの過程あれこれは、すっ飛ばされがちです。
なので、私がアトムの公式二次創作で毎回楽しみなのは、そんな「ロボットのプログラムに“心”が芽生えるに至るまで」に果たしてどんな理屈付けをしていってくれるのか、作家さんによっていろいろなルートが観られるところ。
で、今回の『アトム ザ・ビギニング』が面白いのは、上述のカサハラ先生のインタビューでも詳しく語られていますが、“自我”の始まりは、自分の意思で行動することでも、また感情でさえもなく、「他者と自己との境界線を持っていること」と定義づけているところなのです。
- 作者: 手塚治虫,ゆうきまさみ,カサハラテツロー,手塚眞,手塚プロダクション
- 出版社/メーカー: 小学館クリエイティブ
- 発売日: 2015/06/05
- メディア: コミック
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