「みずほ銀行で恒例のシステム障害」






ピーク時で八千人ものエンジニアが参加した開発プロジェクトだ。コード記述の統制が取れていないと、後々の保守性が下がる。そこでみずほFGはコードを自動生成する「超高速開発ツール」を全面的に採用した。生のコードを書かせなくすることで属人性を排除した。

超高速開発ツールの採用はコーディングの統制に加えて、開発工程の省力化にも役に立った。例えば富士通の「Interdevelop Designer」の場合、業務に関するルールや数式や日本語で記述すると、COBOLやJavaのコードを生成するだけでなく、テストケースも自動生成する。みずほIRの田辺主税銀行システムグループ横断本文本部長派「コーディングの作業量は五分の一に減った」と振り返る。

高速開発ツールの採用もシステム品質の向上に一役買った。ツールでしかプログラムを生成しない方針を徹底したことで、プログラムの構造を統一できたのだ。一部のエンジニアからは「手で書いた方が早いし、シンプルなプログラムができる」という不満も出たが、「ツールを使えば属人性を取り除けるため、保守性が高まる」(みずほIRの山本健文銀行システム横断開発推進PT長)と判断し、その砲身を貫いた。

https://active.nikkeibp.co.jp/atclact/active/15/121700150/121700001/





デスマは続くよどこまでも. *1

システム障害はなぜ起きたか~みずほの教訓

システム障害はなぜ起きたか~みずほの教訓

  • 発売日: 2002/06/03
  • メディア: 単行本

*1: 商品リンクは,はてなブログになって使い難くなったなあ.画像のサイズ調整できないのは仕様か?