採用なし46%,広がる派遣切り,自殺の増加

「正社員採用「なし」全国企業の46% 21年度雇用」

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090304/biz0903042326020-n1.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090304-00000642-san-bus_all

新卒・中途を含めた正社員の「採用予定はなし」と回答した企業がほぼ半数の45・9%(前年度比15・5ポイント増)に達した。逆に「増加する」と答えた企業は11・2%で、前年度の調査から約10ポイント低下した。いずれも17年の調査開始以来、最悪だった。景気後退による業績悪化で、雇用に関する企業マインドの冷え込みが浮き彫りとなった。(中略)
「採用予定はなし」の回答企業を業種別でみると、不動産が約20ポイント増の59・6%と際立った。回答企業からは「業績見通しが立たない段階での新規採用は考えられない」(鉄鋼・同加工品卸、東京都)などの声が目立った。
「増加する」と回答した企業を地域別でみると、東北が8・7%と最も低く、九州(13・1%)や北関東(12・2%)で割合が高かったが、地域間格差は小さく全国的な抑制傾向が判明した。

「<派遣切り>事務や物流系で相談急増 労組ホットライン」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090305-00000035-mai-soci

年度末に向け派遣など非正規雇用労働者の大量失職が予測される中、労働組合などが実施した電話相談で、事務系や物流系に関する相談が急増していることが分かった。非正規労働者の失職が、これまで圧倒的多数を占めていた製造業から、業種を問わず全体に拡大している状況が浮かんだ。

 派遣労働の問題に取り組む労組などでつくる「派遣法改正連絡会」が先月末と今月1日に実施した「派遣切りホットライン」の集計によると、相談件数は444件で昨年11月末の472件とほぼ同じ。このうち業種が特定できた232件の内訳は製造業88件▽事務系59件▽物流その他83件▽紹介予定派遣2件−−だった。昨年のホットラインでは相談のほとんどが製造業派遣だったが、今回は物流、事務系派遣が急増。年代別では30〜50代が多く、事務系派遣が増えた影響からか女性の相談が155件となり、前回を上回った。

まあ実態を裏付けた形.製造業がニュースになりやすかっただけで,他の業種で派遣切りがなかったわけじゃないよ.

「自殺者、1月は2645人」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090305-00000882-yom-soci

経済環境の悪化で自殺者数が増える恐れがあることから、これまで年1回発表していた自殺者数について初めて月別の数を公表した。一方、企業の決算期にあたる今月は、経営難を理由にした自殺が増える恐れもあることから、パトロールを強化したり、支援窓口を検索できるホームページを開設したりするなど、いのちを守る動きが広がっている。

 同庁によると、自殺者のうち男性が1894人。都道府県別では東京都が255人と最も多く、次いで大阪府159人、埼玉県155人、神奈川、愛知県138人だった。

 国内の自殺者は1998年以来10年連続で3万人超を記録。98年は、前年に金融不安が広がり、決算期の3月に自殺者が急増。今年も経済環境が悪化していることから、関係者は危機感を募らせている。