ロングマン現代英英辞典 4訂増補版 CD-ROM2枚付 購入

http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20051225#p2の続き.
実際に購入して試してみた.

全般として,それなりに改良されて使い易くなっていると思う.辞書本体の内容が同じであるにもかかわらず改訂版として出したのも頷ける.だが,そのために買い換えるべきかと言われると悩むのも事実だ.初めて購入する人にはかなりお勧めできるが,既に4訂新版を持つ人には必ずしも必要ないだろう.

  • 前バージョンに比べておそらく大幅に高速化している.起動にはそれなりにかかるものの,起動後はもたつきなくサクサク動く.これはLongmanがどうこうというよりは,それのベースになるプラットフォーム側の進歩だと思う.
  • 今回はオープンソースがベースになっていることを隠してない.まるでMacOS X
  • Writting Assistantについては,まあまあと言うところか.Windowsの画面上で英文を書くために使うには便利だろう.
  • 収録されている音声データも大幅に増えている模様.リスニングの練習教材としても使えるか.


Oxfordの新語大賞にpodcastが選ばれるくらいだからQuickTime7が入っているパソコンも多く,これでトラブルを抱える人も多いだろう.これは日本に限らない.たとえインストール時にはQuicktimeが入っていなくても,将来QuickTimeをバージョンアップした時にトラブルが発生するので,いずれにせよパッチを当てておくことをお奨めする.
解決策については説明書や日本語サイトに書いてないので難儀した.考えてみれば本家Longmanのサイトを調べればいいわけだ.あとはLDOCEのFAQに書いてある通りにパッチをダウンロード.解凍して指定のディレクトリにコピーすれば終了.サイトの方には細かい手順が書かれているが,基本的には全部上書きしてしまっても問題ないだろう.問題が発生すれば再インストールすれば済むだけの話だ.

興味深いのは,この問題はOALD7thでも同様の症状が出ていることだ.

ただインストールしてつかおうとしたら、「QuickTime plug-in requires the QuickTime system extension version 5 or later」とのエラーメッセージがでた。これはCDROMのほうの問題で、OUPJapanのサイトで公開されている修正プログラムをいれる必要がある。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4010752939/

確認はしていないが,同じライブラリを使っているのかも知れない.まあそれ以前に内部プラットフォームが同じなんだろうが.
http://www.oupjapan.co.jp/docs/oald7.shtml#step13

OALD7thの方にも,おまけで"Wordfinder"や"Guide to British and American Culture"も付いてくるのか。本編よりもこっちが欲しくなる.