日本の社内ベンチャーは・・・?

http://d.hatena.ne.jp/mi-san2004/20060716/p2
メモ

ここまで文献読みを進めてきて分かったのは、"Intrapreneurship"という概念は日本でいう「社内ベンチャー」よりも遥かに広くて深いものだということである。この考え方がアメリカで一種のブームとなって経営論の世界で市民権を得たのはどうやら1980年代の半ばのようで、日本企業の進出で競争力を失ったアメリカ企業の起死回生策として、「大企業内でも独立起業家のような創造性・革新性を維持し続ける」ことが生産性、競争力の回復につながるものとして歓迎された背景がある。
一方、(これが自分の論文における仮説なのだが)、日本においては「社内ベンチャー」は、企業全体の風土・文化の変革を目指すような大きなものではなく、「社内活性化策の一つ」「やる気のある人に機会を」「人財の有効活用」といったレベルの小さなものに収まってしまっているような気がする。