陰気な成果主義
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0811/20/news006.html
しかし筆者の考えでは、日本の多くの会社で行われているこの種の人事・報酬制度は本当の成果主義ではない。名前を付けるなら「陰気な成果主義」とでも呼ぶべき、別物だ。
また、この「陰気な成果主義」が社員一般には好かれないもう1つの理由は、この制度にあっては、社員の目標と成果を評価して経営計画との整合性をチェックする役割の「社長室」「経営企画室(部)」「人事部」といった部署の社内エリートが常に安全圏で優遇されがちなことだ。
それに加えて,その「えりーと」が能力的には全然エリートでもなんでもなく,どれだけ失敗を繰り返しても処罰されないこと.これは実に困った問題だ.
http://slashdot.jp/it/article.pl?sid=08/11/19/0346251
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0811/27/news008.html
しかし、陽気な成果主義にも大きな弱点があった。現在、世界経済に猛威をふるっているサブプライムローン問題も、実は陽気な成果主義の産物なのだ。
単に成果主義の失敗事例の一つ「間違った指標を使う」という奴では.「成果主義の産物」というほどのもんじゃない.
組織変革のジレンマ (ハーバード・ビジネス・レビューケースブック)
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http://kokogiko.net/m/archives/002206.html
結局のところ、目標が
- 状況の変化に対して流動性がなさ過ぎ
- その目標が本当に事業に対してどの程度重要なのかの査定が出来てなさ過ぎ
なところが問題なのだけど、いや、実際問題クソ忙しい実業務の合間に、そんな精密な作業なんかできませんて、評価する方もされる方も。
そもそもjob descriptionもないのに目標だけはたてろというのがおかしい気がするなあ.それに"management by objectives"って,本当にそういうものなのか?MBOが分かってない人が英語を「目標管理」とむりやり直訳して,いつのまにか管理が目的になってるように思える.
自分の職責や権限の範囲内で目標を立てる(会社の経営目標とか部門の売り上げ目標とかに直接的に関与する権限がない人が、その手の目標を入れるのは異常)
なんだけど,無理が通って道理が引っ込んだのが「日本的経営」というものだから.