妙チキリンな日記
新装版 HAL―Hyper Academic Laboratory (ガムコミックスプラス)
- 作者: あさりよしとお
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2006/01/25
- メディア: コミック
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しかしbogusnews*1のようなジョークサイトとして考えると,よくできているのかも.
統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 (ブルーバックス)
- 作者: ダレル・ハフ,高木秀玄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1968/07/24
- メディア: 新書
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- id:dolphincocoa これはひどい データ元をよく見よう。「世帯主の年齢階級別に」した、「1世帯当たり平均所得金額」のグラフであって、1世帯の構成人数を考慮していない典型的なミスリード。
- id:taka_zyawa 釣られすぎ。世帯所得を個人の所得として分析してる。配偶者や親の有無と、その収入の考慮、物価との対比が必要。この人いつもこうだ。/自己レス。「対比」の使い方間違った気が。「比較」が正解か?
- id:petem 節子、それ個人所得やない。世帯所得や。
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/Chikirin/20090730
- id:intelswimmer 「このまま行くとこうなります! キリッ」高度経済成長時の厚生省や社会保険庁がやってたことと同じですね。そんな未来予測には何の意味もないんですよ。
- id:yamatedolphin グラフだけ見て想像力がないと40代で所得がピークアウトとか不可解な結論になるが、あくまで平均の話。じっさいは所得が増えていく人と、失職して食いつなぐ人の間に平均があるわけで、そんな平均な人は殆どいない。*3
コッチの方がマトモな分析だわな.
あと,世帯所得だとこういうのもある.
別に無計画だったわけじゃない。(と、この前までは思ってた)ただ、読みは甘かった。
給料が増えないだろうな、とは思っていたし、あんまりボーナスを当てにしちゃダメだってのも織り込んでた。
だけど、給料がここまで減るとはなあ・・・。さっくり10%カット。その上、臨時休業日だって月に4日もある。そのせいで、ほぼ1日分給料が減る。約5%。ボーナスも去年の65%だ。税込み年収630万が480万。約25%カットってこと。1/4無いんだよ。予想できないって。コンビニバイトで、やっとこ600万弱。妻は前からパートしてたけど、それは住宅ローンの繰上げ返済に回すはずだった。扶養から外れてもいいぐらいに稼げるならいいけど、それも無い。GWも結局バイトで終わった。どこにも行けない。外食も無理。
http://anond.hatelabo.jp/20090510053204
(中略)
俺がコンビニでバイトしてるの見て驚いてたが、事情はすぐに察してくれた。あいつのうちも子どもが二人だったな。うちよりまだ小さいはずだ。コンビニの店長だって強気なもんだ。学生も俺みたいなサラリーマンも、元派遣社員も、みんなコンビニに寄ってくる。
こういう人も裕福と言えるのだろうか?
仮に「妻は専業主婦で年収600万」と「夫婦共にフルタイム共働きの年収600万」とでは意味が全く違うよね.「結婚できなくて独身で年収400万」と「結婚して共働き450万」とで,一体どちらが「裕福」かな?最後には,豊かさをどのように定義するかという問題も出てくると思うんだが.そういう議論をすっ飛ばして統計結果だけを見て「貧乏になった」と結論づけるのは妙ちきりんとしか言いようがないだろう.
*2:グラフの下部分をカットするのは,変動を見かけ上大きく見せるテクニックの一つ.
*3:「さらに白書は景気悪化に伴い「『派遣切り』などの形で雇用調整が行われた」と失業率の急激な悪化を指摘。「仮に20〜21年のジニ係数を推計すれば格差はかなり拡大しているだろう」(内閣府幹部)と、失業の増加が格差拡大を加速させることを懸念している。
このほか、白書には「正規と非正規との間には生涯所得で約2・5倍の格差が生じる」「年収300万円未満の雇用者が19年に50・2%と過半数となった」など、非正規労働者の増加が格差拡大の主因であることを裏付けるデータが数多く並んでいる。」
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090725/biz0907250009000-n1.htm