「システムエンジニア 生き残りの極意(キリッ)」 生き残ってない。ただのしかばねのようだ
- 「実はオブジェクト指向ってしっくりこないんです!」: http://el.jibun.atmarkit.co.jp/minagawa/2010/04/post-ebc4.html
COBOLerっぽいご意見.コメント欄で絶賛プチ炎上中かな.すばらしいです.まるで某書籍の書評のようでした.*1
ここまで来ると,ツッコミを入れる気力が失せるな.読んでるだけで目眩がする.
- http://d.hatena.ne.jp/minekoa/20100423/1272086911
- http://twitter.com/yukihiro_matz/status/12749637694
- http://slashdot.jp/~argon/journal/505662
- http://slashdot.jp/developers/article.pl?sid=10/05/06/0923253
その他経由.

- 作者: 矢沢久雄
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2008/10/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これ程の本はなかなかお目にかかれません。著者紹介に書か れていますが、自称「ソフトウェア芸人」というだけあって、 はじめからおわりまで、結構楽しく読ませてもらいました。 ひさしぶりにこの様な文章を読んだ気がします。その内容が どんなものか知りたいという方は、日経BPのウェブサイトへ いってみると著者の記事があるので参考になると思います。 読者の想定は、ある程度経験のあるプログラマで、初心者は むしろ避けるべきかもしれません。中級者はこの本を読むこ とで、自分の理解がどこまで正しいか試されます。各節の冒 頭にソースコードが載っていて、その後に説明が続く構成で、 クイックソートなどのアルゴリズムの話も出てきます。また、 ライブラリ等についても触れられています。とくにオブジェ クト指向に関する説明は斬新です。私は、出版社サイトのト ラックバックコメントを見て内容が非常に気になったので、 すぐさま本屋に探しに行きましたが、内容をじっくり確認す るまでもなく、一目でただの本ではないと確信しました。 http://www.amazon.co.jp/review/R3OWYB9YE1YFS4/
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20090130/p1
C言語、Visual Basic、SAP APAP、最近になって ASP.NET C# などの言語を使ってきた。
「使ってきただけ」なんじゃないかな.C言語だけが異質だけど,もしC言語を理解して使いこなしていれば,こんな書き方にはならない.むしろVBとかCOBOLer界の住民に近い臭いがする.
オブジェクト指向の入門書では、クラスが持つ隠ぺい性が強調されているが、
入門書のさわりではね.*2 というか,一体どういう本を読んだのであろう.まさか憂鬱本じゃないよね?
データベースにはこのクラスで宣言し、ファイルにはあのクラスで宣言し……なんてことをすると、データベース操作やファイル操作で便利なプロパティやメンバー関数が使える。
オブジェクト指向は、結局のところホントにモノ(オブジェクト)に使われている記法、例えばGUI コンポーネント、データベース、ファイルなどであって、プログラムのアルゴリズムとは無関係のものである。
十中八九,オブジェクト指向的な書き方を理解してないと思われる.間違った書き方をしているから使い難くて当たり前.OOPは新プログラミングパラダイムだから,従来と同じ設計手法は通用しないし,新しい技術が出ればそれに併せて設計手法や思想も変化するものなのだが,彼にはそれが見えていないようだ.
オブジェクト指向とかデザインパターンとかを分かってない初心者が「オブジェクト指向がなくてもカプセル化はできる」とか「オブジェクト指向にしても再利用性は上がらない」とか「オブジェクトとはデータ構造と同じじゃない」とか「インスタンスを作るのにnewなんとかって書かなければならないのは生産性が落ちる(≒入力文字数がスペース含めて4文字増える)」みたいな的外れのツッコミを入れるのは,嫌というほと見てきた.
こういう人って,定期的に湧いてくるものなのかな.*3
この手の相談を受けるたび、正直私は気が遠くなるのだ。ITmediaの紙面上で書くのは少々気が引けるが、全国の悩める若者のために勇気を振り絞って書くことにしよう。
「オブジェクト指向などクソの役にも立ちません!」
あー、書いちゃった・・・。いや、やっぱり、
http://blogs.itmedia.co.jp/tamaki/2006/06/post_57ab.html
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20060608
コメント欄より
「動物クラスを拡張して犬クラスを作り・・・・」なんて、子供じゃあるまいし・・・・従来からの非オブジェクト指向言語で実績を積んできたベテランには、それなりの教え方、伝え方があるんじゃないか?
しょせん例え話は例え話.それがあまり良くない例えなのは既に常識かと思っていたのだが.
http://kmaebashi.com/programmer/object/naze.html
動物と犬のたとえは,"Class"という単語が理解できるネイティブにとっては理解しやすいから使われてるだけと思われる.相対性理論の「双子のパラドックス」に,日本人ならば「浦島太郎」を引き合いに出すようなものか.もちろん浦島太郎は相対性理論とはなんの関係もないし,日本以外ではかえって混乱するだろう.浦島太郎の例えは抵抗感を減らせるかもしれないが所詮は子供向けのたとえ話にすぎない.本職の物理学者なら数式で理解し議論するのでは.本物のプログラマーならソースコードで理解し,議論するように.
それは非オブジェクト指向言語のプログラマーがオブジェクト指向本を買い、最初のクラスとインスタンスの章を読んだだけで、今までの関数やグローバル変数が使えないのかと思って挫折してしまうのです。
グローバル変数を使わないとプログラムが書けない時点で,それは非オブジェクト指向言語のプログラマーとしても三流だと思うぞ.
これだけ酷いんだけど,SIビジネスの中では周りがさらに輪をかけて酷いせいで.こんな糞レベルでも「できる人」のレッテルが貼られたりするんだろうなあ.それ以上に怖いのが,まわりにはその辺りを教えてくれる人も,止めてくれる人も一人もいなかったのかという点.私だったらこんな文章を社外に発表すると聞かされたら,首に縄を付けてでも止めさせると思う.*4 *5
この人が井の中の蛙ということを自覚して,心を入れ替えて真人間になってくれることを心より願ってます.*6
http://b.hatena.ne.jp/entry/el.jibun.atmarkit.co.jp/minagawa/2010/04/post-ebc4.html
- id:babydaemons エントリ書きましたw → http://bit.ly/a7Ez8c 最近、"ググるな危険"とか@ITのコラム醜くない??
@ITのコラムの質が悪いのは昔からでは.
貴重なご意見ありがとうございました。ポリモーフィズムについては勉強したいと思っております。
ポリモーフィズム(多態性)を知らずにオブジェクト指向という単語を口にするなー!!!
http://d.hatena.ne.jp/babydaemons/20100424/statedesignpattern
ごもっとも....orz *7
SIビジネスにチームワークとか保守という概念はなさげ.アジャイルなんて論外.
- id:kz_shikabane 生き残ってない。ただのしかばねのようだ。
- id:chroQ 破壊的だなー/まじめな話、この様子では過去にCでもまともなプログラムが書けたとは思えない。プログラミング向いてないから別のキャリアを考えるべき。
- id:atsunov こんなひどいのはひさびさに見た。こういうのがいるから「ジジィはとっとと隠居しろ」と言われる/そもそも、たかがコラムとは言えなんでこのレベルのものがIT系サイトで公開されるのか…
*1:タイトルはブクマからパクった. を参考にさせていただきました.
*2:しかも「憂鬱本」をはじめ,酷い入門書が実に多いのだ.http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20080401/p1
*3:おかげで定期的に同じことを繰り返し書いてる気がする.orz
*4:上司がエライ人でなければだけど.もしこの人が上司だったら?君子危うきに近寄らず.ノーコメントを貫き通すでしょう.上司に対する批判や反論が,反逆と捉えられるのが前世紀から伝わる日本企業のウツクシヒ伝統なのだから.
*5:止めても聞かなかった可能性もあるな.http://d.hatena.ne.jp/Delete_All/20100301#1267453195
*6:たぶん無理だけど.
*7:「貴重なご意見ありがとうございました。ポリモーフィズムについては勉強したいと思っております。(キリッ)」。語尾に(キリッ)を補完したくなる気持ちがよく分かる.