ガラケーのソフトウェア技術?

http://wnyan.jp/2865
興味深い側面もあるけどイマイチ.

メーカにとってのソフトウェア技術力って、結局は、きっちり要件を定義する、ってところに尽きると思うんですが、

ここを読んで,「あんたはソフトウェアのこと全然知らないで語ってるだろ」と思った.

どうも、ファンクションの定義には熱心でも*1パフォーマンスの定義の仕方がわからない(間違ってる)、というところが感じられるんですよね。

パフォーマンスは要件定義では実現されない.

「マッハ5で飛ぶ戦闘機を作れ」と要件定義に書いたって,米国にだってそんなものは作れやしないのです.

ちょっとずつちょっとずつ余計な機能を積み上げて全体としてのパフォーマンスを耐えがたいレベルにまで落とす、っていう日本メーカのお家芸。で、トータルパフォーマンスを上げたくても、機能ごとに開発が縦割りで全体チューニングができない。結局「この機能はこのくらいの負荷なのは当然ですよ、すでにこの機能はめいいっぱいパフォーマンスチューニングできてますし。っていうかこの程度の負荷なんて平気なくらいのハードでしょう?」と機能毎の担当に押し切られておわるんですよ。これはもう、ノートPCを見ても同じですよね。日本メーカ製はくだらないソフト(常駐含む)が大量に入っていてお互いにメモリやディスクを奪い合ってハードは良いのに耐え難いほどに性能が落ちている、っていう感じ。。

という場合もあるかもしれないし,ないかもしれないという程度.

*1:あげ足取りになるかもしれないけど,プログラマ的には,こういうところで「ファンクション」とか「メソッド」とか,誤解しやすい単語を使っちゃう人は,ちょっと信用できないんだよね.こういう単語を使うのは,たぶんプログラムをほとんど書いたことがない人だから.