「ディフィート・デバイス(無効化装置)」?そんな『物』はねえ!

こっちはつまらなかった.

「スイッチ」だの「無効化装置」だの,本当に分かって書いてるんだろうか?

どうせ内部でソフトウエア的な処理をしてるだけで,本当に物理的な「スイッチ」や「無効化装置」があるわけではなかろうに.あくまで便宜上そう読んでいるだけ.*1

これらの車種に搭載されているエンジンECU(電子制御ユニット)のソフトウエアには“スイッチ”(EPAの呼び方)が組み込まれており、このスイッチが「ステアリングの位置」「車速」「吸気圧」などからEPAの排ガス試験中であることを検知すると、ECUが「試験用」の制御ソフトウエアを走らせて、排ガスに含まれる有害物質のレベルを基準値以下に抑える。

EPAの大気浄化法(CAA)では、通常走行時に、排ガスの浄化装置の働きを弱める「ディフィート・デバイス(無効化装置)」の搭載を禁止しており、この“スイッチ”の搭載は、法律違反だというのだ。

筆者が「腑に落ちない」と思ったのは、VWがなぜ、これほどのリスクを犯してまでこんな違法ソフトを搭載したのかということだ。

「違法ソフト」て...*2

*1:たとえばの話,IMEを「かな漢字変換装置」,ソフトウエア的なファイヤーウォールを「不正侵入防止装置」と呼ぶような感じか.CPUやプリンタのような物理的なデバイスとは異なる.

*2:べつにソフトウエア自体が違法だとは思わんがな.それで米国の規制を欺く不正行為が問題なだけで.
ある意味で携帯電話つかってオレオレ詐欺をするみたいな.オレオレ詐欺は違法行為だけど,携帯電話自体は中立.