匿名ダイアリー「タイムトラベルものの小説でおすすめ教えて」
https://anond.hatelabo.jp/20200309194930
基本、タイムトラベルものはあまり好きじゃないです。読んでてやきもきするし、そのわりにワンパターンなので好きじゃない。
現在or未来を変えるために過去であれこれする→うまくいかない→もっかいあれこれする→今度はうまく行った、みたいな。
以下、私のタイムトラベル小説遍歴(しょぼい)。
うーん,それは世間で紹介される奴が,「単純な」タイムトラベルものになりがちだからでは.面白い奴はそれなりに手が込んでる分だけ「難解に」なり易く,初心者にはお勧めしにくい.馴れてない人には理解出来ないし,仮に理解出来ても疲れるだけで面白くない.
以下、私のタイムトラベル小説遍歴(しょぼい)。
『夏への扉』どこがどう名作なのか説明してほしい
『ふりだしに戻る』情景描写は好き
『時をかける少女』1967年刊だって!初出は『中学三年コース』。なるほどそれはいいかも
『ドゥームズデイ・ブック』パンデミック怖いね
映画だけど『エターナル・サンシャイン』 ジム・キャリー普通にモテそう
『商人と錬金術師の門』(『息吹』所収) これ好き。私の嫌いなタイムトラベルっぽさ(前述)がすっきり解決されてて、しかも余韻が長い。
こういうのでいいんだよ、こういうので。
さてアシモフ好きとしては「永遠の終り」を挙げないわけにはいくまい。*1 *2 アシモフの中では唯一の時間ものじゃなかったっけ.古い作品(原書が1955年)だが,すでにこの時点で「現在or未来を変えるために過去であれこれする→うまくいかない→もっかいあれこれする→今度はうまく行った」というような単純なパターンにはなっていない.
- 作者:アイザック・アシモフ
- メディア: 文庫
- 作者:アイザック・アシモフ
- メディア: 新書
「永遠の終り」(アイザック・アシモフ)読んだ!
— おこばち妙見 (@okobachim) May 19, 2020
アシモフ唯一のタイムトラベルものらしい。
過去への干渉とバタフライエフェクト、パラドクスの問題などなど読んでいてかなりこんがらかる。
タイムマシンはそういうものなんだけどね。
スケールがでかい。世紀単位!
111394世紀とか行っちゃう。
ある種のタイムパトロールものでもある。
— おこばち妙見 (@okobachim) May 19, 2020
しかし……。
どこの国でも、いつの時代でも、やっぱり組織というのは永い時が経つにつれ腐敗していくものらしい。
冒険を避け、案牌を切り、硬直化していく。
最大多数の最大幸福、それは確かに理想ではあるが、その先にあるのは衰退だけなのかもしれない。
人類が全く宇宙進出を行わなかった世界。
— おこばち妙見 (@okobachim) May 19, 2020
真面目だが女性に縁が無い非モテ男が、恋を知ったことで規則を破り、いやそれどころか犯罪を厭わず、ついには全てをぶち壊す!
その結果、驚くなかれ。
風が吹いて桶屋が儲かり、銀河帝国が誕生してしまう!
これは「ファウンデーション」の序章なのだ!
一種のミステリでもあるので,ネタバレを避けてストーリーを紹介するのはむずかしい.「その結果、驚くなかれ。風が吹いて桶屋が儲かり、銀河帝国が誕生してしまう!」とは絶妙な塩梅だ.
個人的には「夏への扉」よりは,よほどこちらを古典の名作としてお勧めしたい.*3
しかし話が二転三転するし,至る所にミステリとしての伏線も張り巡らされているので,SF慣れしてない人はムリしない方がいい.ガマンして読んだって面白くないからな.*4
ホーガンだと,未来からのホットラインとか.*5
- 作者:ジェイムズ・P・ホーガン
- 発売日: 2015/05/29
- メディア: Kindle版
小説からはなれれば,スタートレックだけでも山ほどあるなあ.*6
- TOS 「宇宙暦元年7・21」 http://www.usskyushu.com/guide/tos21.html
- TOS 「危険な過去への旅」 http://www.usskyushu.com/guide/tos28.html
- TOS 「宇宙からの使者 Mr.セブン」 http://www.usskyushu.com/guide/tos55.html
- TOS 「タイムマシンの危機」 http://www.usskyushu.com/guide/tos78.html
- TNG 「亡霊戦艦エンタープライズC」 http://www.usskyushu.com/guide/tng63.html
- TNG 「26世紀のタイム・トラベラー」 https://aurora-design.sakura.ne.jp/archives/startrek/tng_data/tng_109.html
- TNG 「恐怖の宇宙時間連続体」http://www.usskyushu.com/guide/tng118.html
- TNG「超時空惑星カターン」 http://www.usskyushu.com/guide/tng125.html *7
- TNG 「タイム・スリップ・エイリアン」http://www.usskyushu.com/guide/tng126.html
- TNG 「運命の分かれ道」 http://www.usskyushu.com/guide/tng141.html *8
- TNG 「永遠への旅」 http://www.usskyushu.com/guide/tng177.html
- DS9 「2024年暴動の夜」 http://www.usskyushu.com/ds9/57.html
- DS9 「DS9破壊工作」 http://www.usskyushu.com/ds9/63.html
- DS9 「フェレンギ人囚わる」 http://www.usskyushu.com/ds9/79.html
- DS9 「伝説の時空へ」 http://www.usskyushu.com/ds9/104.html
- DS9 「末裔の星」 http://www.usskyushu.com/ds9/120.html
- VOY 「ワームホールの崩壊」 http://www.usskyushu.com/ds9/voy7.html
- VOY 「時空侵略戦争」 http://www.usskyushu.com/ds9/voy76.html
- ENT 「沈黙の漂流船」 http://www.usskyushu.com/hoshi/epi/42.html
- ENT 「エンタープライズ2」 http://www.usskyushu.com/hoshi/epi/73.html
ENTの時間冷戦関係は細かすぎるので割愛.
- Discovery 「正気を狂気に変えるマジック」 https://ponpokoseijin.com/dsc1-7/
TOS,TNG,DS9,VOYまでのタイムトラベルものをまとめたボックスまで出てたよ.ほとんど被ってるところが笑える
スタートレックを見た事なくて,色んなタイムトラベルものを映像作品でまとめて見たいと思ってる人なら,ライトな時間SF入門としてこれもおすすめできそう.ニーブンも「タイム・トラベルの理論と実際」という短編で考察してたっけ.
- 作者:ラリイ・ニーヴン
- メディア: 文庫
地球に攻めてきた宇宙人と戦わせるべく、過去の時代(清朝)にロボットを送り込み、カンフーを習得させるという素敵な中国映画がある。
https://anond.hatelabo.jp/20200310004729
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20200309194930
- id:nyankosenpai 『ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選』にはすてきなタイムトラベルがいっぱい詰まってるけど、特に表題作は感銘を受けた https://www.amazon.co.jp/dp/4150117764
- id:kamanobe 『やみなべの陰謀』とてもよい。あと『ここがウィネトカなら、きみはジュディ』が時間SFもの短編アンソロジーでお得感あってよいかも。チャンの収録作は既読になっちゃうけど。
- id:sqrt 「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」/もう出てた。テッド・チャンもいいけど、この本の収録作の中ではバズビイの奴が好き。
調べてたらこんなのも見つけた.
- id:tanusai バクスター「タイム・シップ」。ウェルズの「タイム・マシン」の続編として書かれた、いろんな意味での集大成!ネボジプフェル最高!!「タイム・マシン」は読まなくても大丈夫!!!
- id:tsumugidayo スティーブン・バクスター『タイムシップ』(ウェルズ遺族後任のタイムマシンの続編)
- id:ka-ka_xyz 過去改変繰り返し系だとバクスター 『タイム・シップ』、小川一水『時砂の王』とか。あとスウィントン『愚者の渡しの守り』は1904年の軍事教本だけど、「ループを繰り返すたびに腹黒になる主人公」な類型が既に文字数
- id:endo_5501 バクスターの「タイム・シップ」、小川一水の「時砂の王」、山本弘の「去年はいい年になるだろう」とか
- 作者:スティーヴン バクスター
- 発売日: 2015/05/29
- メディア: Kindle版
- id:go_kuma そういう時は古典の「タイムマシン」(H・G・ウェルズ)などを読むと良いかもしれない。
- id:napsucks ウェルズの『タイムマシン』とかかな?
- id:nomitori アシモフの「永遠の終わり」。推薦理由:他になんも思いつかないから
- id:kaorun 古典としては「永遠の終わり」「空襲(短編集 残像に収録)」「リプレイ」「過ぎ去りし過去の光」は読んでおくといいかな、色々な意味でルーツにあたる作品達。結局「永遠の終わり」が一番完成されてるんだよね。
- id:mionhi アシモフ『永遠の終り』は?
- 作者:アイザック・アシモフ
- メディア: 文庫
意外と知ってる人がいた.しかし「永遠の終り」は今では入手困難だからなあ.Kidnle化からも漏れたまま.
- id:goronehakaba ケン・グリムウッド著「リプレイ」。これを大昔に読んでたのでタイムリープしても大した未来改変もしない作品は物足りなく感じたものじゃよ
- id:kukky ケン・グリムウッド『リプレイ』の人生を何回も繰り返す系男子、8-9回くらいタイムリープしてもあんまりうまくいってなかったような…
- id:jou2 既出だけど俺もケン・グリムウッド著「リプレイ」だな。これ読まずしてタイムリープもの語れない名作。日本の小説ならハリウッドで映画化された「All you need is Kill」も好きだけどこっちはゲームが好きな人向けやね
- id:SasakiTakahiro ケン・グリムウッド『リプレイ』。
- 作者:ケン・グリムウッド
- 発売日: 1990/07/27
- メディア: 文庫
- id:kamayan1980 「スキップ」(北村薫)増田の『タイムトラベルの嫌な所』を全部抜いたような作品なのでぜひ!昔読んで、「俺だったら死ぬ」という感想を持ったよ。
- id:kofugu 北村薫先生の時と人三部作。中学生の時に時を忘れて読んだ
- id:niaoz back to the future(続編まですべて含む)とか?と思ってブコメ見たら「スキップ」を目にして高校時代読んだ記憶が蘇り「あああああ!」ってなってる
- id:dadadaisuke 既出なら北村薫の「スキップ」を推す。映画だけど、「オーロラの彼方へ」は声だけのタイムトラベルもの?でちょっと他にはないタイプ
- id:tsutsumi154 スキップ ターン リセット
- id:dusttrail 自分も北村薫の《時と人三部作》かなと思ったけど、リセットはタイムトラベルじゃなく転生ものだし、スキップは池ちゃんの仮説通りかもしれない。一番タイムトラベルらしいのはターンなのかなあ。
なぜか人気だな.しかしKindle化されてないのが残念.
- id:kei-s これは広瀬正『マイナス・ゼロ』を推すしかない。歴史の自己収斂、伏線、昭和初期の瑞々しい描写、満足いくとおもいます
- id:minatonet 広瀬正「マイナス・ゼロ」に一票
- id:sanshiro921 マイナスゼロやなぁ。眉村卓の時空の旅人とか。映画ならサマータイムマシンブルース。毎年夏になると観る。
- id:kazuau 好きじゃないならあえて読まなくてもいいと思うし、そのラインアップ見る限りSF自体好みじゃないのでは?マイナス・ゼロは良いと思うけどやっぱり好みじゃないと言われそう
- 作者:広瀬 正
- 発売日: 2008/07/18
- メディア: 文庫
- id:brain-box 急死した広瀬正の棺桶にタイムマシン搭乗者と書かれたエピソード。既出のマイナスゼロ以外に短編集「タイムマシンの作り方」が色々入っててお得。ハインラインの「時の門」の考察が入っているのはこれでしたっけ?
- id:TACOMIC 参考にはならないかもですがホーガン。『未来からのホットライン』改変後、それを覚えてない。切ない。『プロテウス・オペレーション』世界線が変わってしまうんじゃ送り出した人達の世界はxxなままじゃんか!!!
- id:G1Xir3um 面白く感ずるか微妙な気はするが、『タイムスケープ』は抑えておくべきか。エフィンジャーの『シュレディンガーの子猫』は傑作だと思うが、タイムトラベルかどうか微妙? そも、入手性に難がある希ガスるしな。
- id:goldhead とりあえずソウヤーを勧めておけば間違いはそんなになさそうという理由から『さよならダイノサウルス』。
- 作者:ロバート・J. ソウヤー
- 発売日: 1996/10/01
- メディア: 文庫
- id:Hoodedcrow1 例に出してるドゥームズデイ・ブック自体そのパターンから外れているのでは……(未来変えたりしないし試行錯誤でもない)。続けて『犬は勘定に入れません』『ブラックアウト』『オール・クリア』行こうぜ。
- id:songsfordrella カート・ヴォネガット『スローターハウス5』。タイムトラベルものと言って良いものがどうか悩むところだし、あんまり明るい話でもないけれど、そういうものだ。
- 作者:カート ヴォネガットジュニア,伊藤 典夫
- 発売日: 2013/02/28
- メディア: Kindle版
- id:NOV1975 時間飛行士へのささやかな贈り物、を薦めておこう。陰鬱になれるぞ。
- id:sangping リライト(続編は蛇足の駄作だと思うけど、これはメタ的な意味での意外性があった。思ってたジャンルと違う!的な)
- id:deep_one 「リライト」「リビジョン」「リアクト」(三部作
- id:oceantug 『時の娘』チャールズ・L・ハーネス
- id:screwflysolver こんなIDなので「ハドソン・ベイ毛布よ永遠に」 「故郷へ歩いた男」で
- 作者:ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
- 発売日: 1991/04/01
- メディア: 文庫
https://www.netflix.com/jp/title/80100172
- id:helioterrorism オキシタケヒコ『筺底のエルピス』。あと、小説じゃなくてNetflixの海外ドラマだけど、タイムトラベルものの極北ともいえる『DARK』。
- id:murabito07 最近のだと駄目男が主人公の「時空のゆりかご」がなかなか面白いのでおすすめです。
- id:kichine 眉村卓なら短編「名残の雪」かな。映像化もされてるけど別物で、活字で読まないとおもしろさがわかりにくい。
- id:gm91 とらえられたスクールバス
- id:x100jp あんまし詳しくないけど『去年はいい年になるだろう』は好き。「ちょっとずつ変わる」のだけど、増田の言う「何度も試す」とは違うかな。作者自身(中年)が主人公で、僕らに身近な出来事が多く出てくるのも良いです。
- id:dominion525 小川一水「時砂の王」と関連作品。
- id:zeromoon0 小松左京の短編「時の顔」
- id:ultrabox 『ふりだしに戻る』は読んだんだな。同じフィニイの『ゲイルズバーグの春を愛す』は読んだ?
- 作者:ジャック・フィニイ
- 発売日: 1980/11/01
- メディア: 文庫
- id:mory2080 ヤング『たんぽぽ娘』(短篇)『時が新しかったころ』(中・長編どっちも) 自分、結構ロマンチストだわw
- id:shinonomen すごく何度もあれこれする「All You Need Is Kill」はどうか。
- id:yhachisu 「All You Need Is Kill」を読んだら「オール・ユー・ニード・イズ・吉良」も読もう!無料版(3万字)https://ncode.syosetu.com/n8102dq/ kindle版(13万字)https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B074MQD9NS/ タイムトラベルじゃなくてループだけど
- id:i507 ここは敢えて「オール・ユー・ニード・イズ・吉良」を推したい
- id:bigburn 「オール・ユー・ニード・イズ・吉良」一択です
- id:dogdogfactory 乾くるみ『リピート』おもしろかったよ。一緒に過去に戻った人たちが次々に死んでゆく……というサスペンス調のストーリー。
- id:okuninooishiioniku 『リプレイ』(ケン・ゲリムウッド作)にインスパイアされて書かれた乾くるみの『リピート』。軽く浅いエンタメ小説ですが、リピートの謎を解く過程がすごく面白かったです。
- id:kamiokando リチャード・マシスンの「ある日どこかで」。スーパーマンのクリストファー・リーブ主演で映画にもなってて原作も映画も評判がいい
- 作者:リチャード マシスン
- 発売日: 2002/03/10
- メディア: 文庫
- id:Hohasha 愛に時間を
- 作者:ロバート A ハインライン,矢野 徹
- 発売日: 2013/06/21
- メディア: Kindle版
- id:fblk モンゴルの残光
- 作者:豊田 有恒
- メディア: 文庫
- id:cj3029412 宮部みゆき「蒲生邸事件」て書くと思った?ノーノー、同じ宮部なら「たった一人」いいよ〜最高、泣く (´;ω;`) 「夏への扉」はまあ、何というか、ねこと和解するがいいにゃーん
- 作者:宮部 みゆき
- 発売日: 1995/12/08
- メディア: 文庫
- id:c_lindenbaum 宮部みゆき「蒲生邸事件」
- 作者:みゆき, 宮部
- 発売日: 2017/11/09
- メディア: 文庫
- id:cocoanuts 小林信彦の「Meet The Beatles」 現代の若者が、父親の窮地を救うためビートルズ来日公演の舞台裏にタイムトリップ!
- 作者:小林 信彦
- 発売日: 1991/09/01
- メディア: 単行本
- 作者:ハリイ・ハリスン
- メディア: 文庫
- id:rosechild 小林信彦「イエスタデイ・ワンス・モア」(これのpart2に改題されたのが「ミート・ザ・ビートルズ」)、清水義範「三億の郷愁」(『「青春小説」』所収)
- id:toratsugumi イシャーの武器店とポール・アンダースンのタイムパトロールもの(元祖)と光瀬龍のタイムパトロールものは、当然全部嫌いだな?アシモフの「永遠の終わり」からロボットを経てファウンデーション全巻。
- id:ArcCosine 怒られる事前提で、「ハイペリオン」「ハイペリオンの没落」「エンディミオン」「エンディミオンの覚醒」
- id:Cottonton トムは真夜中の庭で。児童文学だけど麻疹の伝染を避けるため叔父の家に疎開する子供の話だからわりとタイムリーではあると思う。/オチに触れずに紹介するの難しいな。
- 作者:フィリパ・ピアス
- 発売日: 2000/06/16
- メディア: 単行本
- id:abc1cba 小松左京の「果てしなき流れの果てに」
- id:manotch 「輪廻の蛇」、映画から知ったんだけど、えっっ!? となって面白かった。好き。あと小説ないかもだけど、映画「トランス・ワールド」は? (行ったり来たりループものと違うけど…とか書くとネタバレるのか…
- id:izmit 梶尾真治「クロノスジョウンターの伝説」シリーズ。演劇やコミカライズなどもされてる。一応映画も。 一般に想像される物よりも、相当に機能が限定されているタイムマシンに纏わる連作短編。読みやすいので是非。
- id:mmmyu リチャード・マシスン「ある日どこかで」/恩田陸「ライオンハート」/この2つで自分の性癖が作られた
- id:yujimi-daifuku-2222 猿の惑星 /だけじゃあんまりなので、「トニー・ダーコ」と「恋はデシャヴ」の2作品もあげとく。 *12
新 猿の惑星 [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
- 発売日: 2019/07/24
- メディア: Blu-ray
- id:Mi-keito トラバで出てるけど「タイム・リープ あしたはきのう」
- id:seikenn 「タイムリープきのうはあした」が勧められてるけど、元増田がいうようなタイムトラベルのパターンだし、文体もライトなので、いまさら大人が読むにはきついと思う。
- id:masa_w 七花、時跳び!
七花、時跳び!―Time‐Travel at the After School (電撃文庫)
- 作者:久住 四季
- 発売日: 2010/05/10
- メディア: 文庫
- id]tukanpo-kazuki 「サマー/タイム/トラベラー」
- 作者:新城 カズマ
- 発売日: 2005/06/16
- メディア: 文庫
- id:contents99 というかテッド・チャンってそんなんばっかりじゃなかったっけ。小川哲の嘘と聖典もそう。
- id:fellfield ズッコケ時間漂流記
- id:nack1024 エロゲのDESIRE あとはー・・帰ってきたヒトラーとか?
映画ドラえもん のび太の月面探査記 ブルーレイ通常版(特典なし) [Blu-ray]
- 発売日: 2019/08/07
- メディア: Blu-ray
- id:y-mat2006 およね平吉時穴道行。/同じ作者に戦国自衛隊もあるけど、単純な時間移動ではなく異世界転生で無双系に近い。主人公は死ぬ直前に自分が信長役だったことに気づくのだ。
- id:quix_que 誰も書いてないのを挙げようと桐花の「歩歩驚心」とかどうかと思ったけど、そもそもオススメじゃなかった。
- 作者:桐華(トン・ホァ)
- 発売日: 2016/11/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- id:amino_acid9 まだ挙がってないので、SFぽさを感じない山田風太郎の「柳生十兵衛死す」
- id:sun330 「七回死んだ男」。あ、トラベルじゃないかリープだ。ブコメはSF畑より以外にミステリが挙げられてるところが。七回も出てたw あ、好きなSFは言うとネタバレになって面白くなさそうだから言えないと気づいた
- id:shiju_kago タイムトラベルらしいタイムトラベル小説はSFガチ勢が抱えきれないほど紹介していると思うので、今が旬の『はめふら』を推す。異世界転生と乙女ゲーム風世界のガワを被っているが、話の造りはタイムトラベルだよ
- id:hyohyoliber まだ出てないやつだと、綾崎隼『君と時計と嘘の塔』
その他
- id:ROYGB 「夏への扉」は「商人と錬金術師の門」と同じで過去に戻っても出来事を変えることはできないという設定を採用しながらもハッピーエンドになっている稀有な作品。「商人と…」も本人的には幸福かもしれないけど。
- id:bn2islander 夏への扉は万能フランクとか製図器ダンあたりの「自動機械いかにあるべきか」をハインラインがねちっこく語ってるのが魅力なので……
- id:t-tanaka 「夏への扉」は時かけよりさらに古い1956年の作品だからねえ。「商人と錬金術師の門」が気に入ったのならハインラインの「時の門」も気に入るかと。
- id:rain-tree 増田の条件考えるとタイムリープは良いと思う。猫は勘定に入れませんもまあいいんじゃないかなあ。夏への扉は日本でもてはやされすぎなだけで古典とは言っていいと思うけど。
- id:Wafer 夏への扉はタイムトラベルものではなくロリコンの語源になった小説ロリータを超える元祖ロリコン小説なので、タイムトラベルものだと思って読むと肩透かしを食う
- id:REV "『夏への扉』はとんでもない愚作なので褒めないでください" https://anond.hatelabo.jp/20130512143540 /1956年の時代から、ファンが本当に欲するものは科学でも工学でもなく猫とロリであることを示した名作だと思うんだけどな。
- id:cham_a 夏への扉は猫とぼんくらナード男萌えで楽しんだ/ティプトリーjrの「ハドソン・ベイ毛布よ永遠に」全裸の処女の美少女に抱いてと迫られるという驚きの冒頭からの怒涛の展開が面白い
- id:regularexception 夏への扉は、猫がかわいい
- id:politru 何でバック・トゥ・ザ・フューチャーを誰も推してないんだよ!(ドン!)
バック・トゥ・ザ・フューチャーは,元の人が飽きたと言ってるパターンそのものだからでは.
エンタメ作品としては良くできていても,ストーリーとしては単純なものの一つ.
- id:maturi タイムトラベル物はSF度が低い、なんならSFではないまである、といった評論家がいたような。たしか中島あz・・・
それは半分事実では.実際にそういうスペースオペラならぬ「タイムオペラ」とでもいうべきライトなタイムマシンものもあるから.
スタートレックだと「宇宙からの使者 Mr.セブン」,「フェレンギ人囚わる」 ,「伝説の時空へ」あたりなどは,単に「タイムマシンで過去に行っただけ」でSF要素がほとんどない.*13 「単にタイムマシンが出てるだけ」の作品はSFとは言い難い.
宇宙SFだとスターウォーズや宇宙戦艦ヤマトのように,宇宙船が出てきてワープするだけでも一応未来のSF扱いになって,SF要素がほとんどないSFがうじゃうじゃある.あまりに多くて一分野を築いているものだから,「スペースオペラ」というそれらに対する総称まで存在しているくらいだ.
フィギュアーツZERO ドラえもん タイムマシン 約170mm ABS製 塗装済み可動フィギュア
- 発売日: 2020/07/23
- メディア: 付属品
*1:和書のタイトルは「永遠の終り」だが,「終わり」とよく間違われる.特に検索する時は注意が必要.
*2:うわ.同タイトルのゲームがあるよ.紛らわしい.
*3:入手困難なのが玉に瑕.さあ皆さんも 密林さんのKindle化希望のリンクをクリックするのです.
*4:自分も最初読んだときは良く分からなくて,かなり放置した後に読み返して,はじめてその良さが分かった.
*5:「巨人たちの星」にもちょっとだけタイムトラベル要素は出てくるが,本当にちょっとだけ.
*6:駄作も含めて.
*7:タイムトラベルではないけど,ピカード艦長視点ではほとんどタイムトラベルみたいなもの.
*8:あれが本当にQの力で時間を遡ってやり直したのか,それとも単なる悪夢だったのかはピカード艦長にも分からない.
*10: http://www.awcjapan.net/find.cgi?md=read&sn=fa4141
*11:まさか,全部同じ作品なのか?
*12:もともとの「猿の惑星」にはタイムトラベル要素はない. [ISBN:488632017:detail]
*13:Mr.セブンなんて話の作りも強引だ.そんな理由でタイムワープを使ったのなんて,他になかったと思う.