「豊かな国は「少子化」克服、日本は例外的」

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090806-OYT1T00171.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090806-00000171-yom-sci

社会・経済が発展すると晩婚、出産の高齢化が進み、出生率は下がると考えられてきたが、発展がある段階を超えると、出生率は再び増加に転じる傾向にあることが、米ペンシルベニア大学などの分析で明らかになった。

逆じゃないの?


出生率低下を克服した国だけが,発展を続けられる.

少子化を放置して急速に少子高齢化が進んだ国は,たとえ一時的には繁栄できてもすぐに滅びてしまう.

この中で日本は出生率が上がらない例外的存在であることもわかった。

年功序列賃金と(擬似)終身雇用,新卒偏重,就職氷河期などを見ても世界的にも類を見ないものだそうだから,日本型少子高齢化が世界的にも例外なのは当然のことでは.

http://b.hatena.ne.jp/entry/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090806-00000171-yom-sci

  • id:pitworks 特定水準を超えると出生率が上がるのは「発展に伴い、女性の働く環境や保育・教育施設が整備され、晩婚化や高い育児・教育費用などのマイナス面を補うから // 日本は、老人優遇の若者冷遇だから当然と言えば当然
  • id:yoshi1207 普通は1.5を切った時点で危機感から舵を切るけど、切らなかったからねぇ/ヰキペディアを見る限りこれは多分広義の人間開発指数だから、ジェンダー要因を除くと日本はもうちょい右に行きそう
  • id:gami 簡単に育休切りされるような国が豊かなわけがない
  • id:lli 出生率が再び上がっている国は、比較的豊かになってからの年数が長い。日本も世代間格差が解消されるまでは低いままかもしれないと思う。男女間格差と共に世代間格差も注目してほしい
  • id:guldeen あと、各世代毎の投票率のデータも見てみると面白いかも。各国の若年投票率では、日本はおそらくダントツで低いはずだから。つまり「若者が政治に期待してない」国。これじゃ若年向け福祉策が立つ訳が無い。


それにしても,このグラフの縦軸は一体何なんだろう.原点は0じゃないし等間隔ではないし,対数かな?

「十分豊かなのに、出生率が上がらない国の共通点」

http://d.hatena.ne.jp/andalusia/20090806

  • id:petem 働く環境も何も子育てしながらそんな長時間労働できるわけないじゃないっすか。他の国はどんな感じなの?短時間労働の需要があるの?男も基本定時上がりだからそれほど関係ないの?女性社員は特別待遇なの?
  • id:rokugen 手当とかいってお金貰ったってしょうがない。ママも働いてるんだから。金より時短と保育園だって前から判ってるのに。
  • id:elm200 日本の場合、残業を減らさないとなー。
  • id:takayan ニッポンの問題は、「働く環境」の整備が財界の意見優先で行われていること。これを改めないことには、保育施設を整備しても決して少子化問題は解決しない
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/andalusia/20090806

少子高齢化年功序列賃金の元では,若者の残業時間は今後も単調増加の予定です.*1

*1:一人の中高年管理職を養う若手の数が減っているので,一人当たりの仕事も増えるというわけ.それで給与も3割減とかだから,少子化が加速するのはわかりきっていた.