「橋下知事、弁護士会に逆懲戒請求へ 「処分内容を漏洩」」

http://www.asahi.com/national/update/0921/OSK201009210137.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100921/trl1009211414014-n1.htm

橋下氏は21日、「事前に報道機関に懲戒内容を漏らしたのは品位にかける」として、同弁護士会の会長や副会長らに対し、近く逆に懲戒請求する考えを明らかにした。

さすがは橋下弁護士.反応が斜め上すぎる.

「処理内容に不満はないけど,表向き反撃はしておく」ということかな.どこのチンピラだ.
墓穴を掘ることにならんといいけど.

日弁連の会則では処分前公表も出来ると規定されていますね。処分されるまでの間の不法行為でさらなる被害者生まない為かと思われ。

http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20100921/memo

http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20100922/1285113478

しかし処分が事前に報道されたことをもって懲戒請求を行なうとは予想外にもほどがあった。47NEWS記事*3によると「漏洩」された情報を報じたメディアへ「報道機関を責めているわけではない」と報道の自由について理解する態度をとっているというから、下手な人気取りとしか思えない。

しかも、この懲戒請求は冷静に考えれば通るはずがない。いや、よく指摘されるように弁護士会が自らを懲戒処分するはずがないとか、「道頓堀でケツを出すより下品だ」という発言こそ品位がないといった話ではない。もっと根本的な話だ。

つまり、会規に定められた懲戒処分について、国民の信頼を確保するため必要なら処分前に公表することができると明記されている。

この文章からは読み取れない条件が背景にあるかもしれず、たとえば「国民の信頼を確保するため特に必要があるとき」は厳しい判断が必要という可能性もないではない。しかし少なくとも、処分前に報道へ情報を流すだけでは、即座に会規に違反していることにならないことも確かだ。むしろ公表されうることを前提にした文章と読むことが自然に思える。

さて、それでは今回の処分を少しでも早く公表することが「国民の信頼」に繋がるかといえば……とりあえず国民の一人として肯定しておこう。むしろ何もかも遅いと感じていたくらいだ。