「PC遠隔操作:12日初公判 間接証拠めぐり対決」他
他メモ.
逮捕されたのが去年2013年2月10日なので,残念ながら「逮捕一周年記念初公判」は実現できなかったか.まあでも,ほぼ一周年.
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PC遠隔操作:12日初公判 間接証拠めぐり対決
http://mainichi.jp/select/news/20140211k0000m040076000c.html
◇片山被告と事件を結びつける直接証拠なく
2012年に男性4人が誤認逮捕されたパソコン(PC)の遠隔操作事件で、威力業務妨害罪などに問われた元IT関連会社社員、片山祐輔被告(31)の公判が12日から東京地裁(大野勝則裁判長)で始まる。片山被告と事件を結びつける直接証拠がないとされる中、間接証拠の積み上げで有罪立証を図る検察側に対し、弁護側は全面的に無罪を主張する。
「(捜査当局が)誤認逮捕に学ばず、暴走した事件だ。片山さんの無実を明らかにしたい」。10日夕、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見した主任弁護人の佐藤博史弁護士はこう強調した。この日にあった公判前整理手続きで、16人の証人尋問を実施することが決まったという。
片山被告は昨年2月に逮捕されてから一貫して否認を続けている。検察側が請求する証拠は約640点に上るが、弁護側は「証拠は脆弱(ぜいじゃく)でいくら積み重ねても有罪には届かない」として、全て証拠採用することに同意した。
「【PC遠隔操作事件】重要証拠はなぜ隠されてきたのか」
http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20140126-00031972/
この発見状況は、捜査報告書にまとめられている。しかし、そこにはなぜか、発見したUSBメモリの状況を示す写真は一枚も添付されていなかった。発見した現場で写真を撮っていないとは考えられない。意図的に写真を添付しなかった、と見るべきだろう。そのうえ検察は、犯人が埋めた重要証拠のはずのこのUSBメモリを証拠請求しなかった。弁護側は不審に思い、証拠開示を求めたが、検察側は開示を渋り続けた。昨年末の段階でも「鑑定中」を理由に開示しなかった。
ようやく開示されたのは、年明け。しかも証拠保管用ビニール袋に入れたまま、手を触れることは許されなかった。
問題は、それを包んでいたビニール袋だ。
犯人の写真と証拠品は別物だった写真4がそれ。「kokohore2.JPG」はジッパー部分がピンク色だが、検察庁に保管されていたのは、ジッパーが青い。写真1の犯人が送り付けた写真に写っているものとは、どう見ても別物である。
ビニール袋が別物であることについての説明を求められた検察官は、「犯人が(メールで)言っていることが、すべて本当とは限らない。埋める前に袋を入れ替えた可能性もある」などと述べたらしい。埋める直前に袋を変える必要性はどこにあるのか。これでは説明になっていない。
まさか、警察や検察の管理が悪くて、証拠品をなくし、別物でごまかしたのか?
片山氏の逮捕後に、口腔粘膜を採取してDNAが調べられている。その結果は3月になって鑑定書にまとめられているが、テープのDNA型とは一致しなかった。この鑑定書は、弁護側の請求によって開示されたが、テープのどの部分から採取されたものかなど、詳しいことが書かれていなかった。
検察側は、DNA型不一致について、首輪はむき出しの形で売られており、その製造や販売の過程でついた可能性がある、と述べた、という。
しかし犯人は、まずテープを首輪に一巻きし、その上にSDカードを乗せて、さらに一巻きするという方法で固定した。テープの長さは5センチほど。粘着面が首輪に接しているのは、2センチほどで、それ以外のところからDNAが検出されているとすれば、それは犯人のものだと考えられる。
そこで、弁護側はテープのどこからDNAが検出されたのか説明を求めているが、今なお回答がない、という。