門前にいない小僧は習わぬ経を読めるか?

http://d.hatena.ne.jp/gothedistance/20080201/1201830805

  • 色んなストーリーを語れるようになるためには、文脈というのものが分からないと1つの筋道が出来ません。そして、文脈というのは出発点が異なれば全く違う文脈になり全く違う結論が生まれます。
  • それを言葉にするために必要なのが語彙です。重要なのは単語の数ではないのです。組み合わせです。自分が感じたこと理解したパターン・概念を体系立てて考えていくと、それは言語体系につながって行って最後は語彙に落ちていくと思うんです。
  • まずは、語彙を増やすことが大切だと思っています。それが増えていくためには自分で文章を書くってことしかない気がします。

なんか納得いかない.
語彙を増やすべきというのは同意.でもそれは良い書籍を読むことなどで得られる物ですよね。書くだけで上手くなれたら苦労はありません.それはまるで毎日素振りしているだけで,誰でもプロ選手なみの4番バッターになれると言ってるようなものです.

「門前の小僧習わぬ経を読む」とはいうけれど*1,それは毎日知らず知らずのうちに学習できる環境が与えられたからの話.どんな人でも習わぬ経は読めないものなのです.

さらに言えば,語彙を増やすだけでは不十分でしょう.良いプレゼンをする上で,他にも学ぶべき物は沢山あります.

  • 良い本を読む
  • 良いプレゼンを見る
  • 自分で実践してみる
  • 厳しく批判してもらう
  • プレゼンする内容自体の理解:自分で分かってないことは説明できない.
  • プレゼンテーションやドキュメンテーションテクニックを学習する.

*1:同時に「馬耳東風」という単語もあるけど.最近はこっち専門の人の方が多いかも.