日本の活力を取り戻すために

IBM Software World 2005のKeynote
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0505/17/news119.html

日本には、製造業という国際的な競争力の面での強みがある。米国の競争力を100としたときに、製造業で日本は120になるのだ。しかしながら、これに従事している就業者は全体の8%程度。さらに、サービス産業である第3次産業では61、農業などの第1次産業に至っては11しか国際競争力がない。これでは、少数の製造業がそのほかの産業を支えている状況であり、国全体としての成長は望みようがない。

製造業に関わる人口が少ないのはともかく,それ以外は同感.

中国では都市部と農村部などの社会格差が問題になるのでは、という問いかけにも、格差がなくなっては人々にやる気がなくなり、「日本のような共産主義になってしまい、国の活力がなくなる」とジョークで返される始末とか。

いや,ジョークじゃないと思うなこれは.事実そのもの.
「最近の若い者はすぐ仕事を辞める.」,さらにはそれを指して「こらえ性がない.」などと言われたりもするが,これはむしろ正常な判断力があるからだろう.共産主義国家においては努力することが無意味であることを知っているのだ.