若手社員の微妙な心境

http://www.doblog.com/weblog/myblog/17090/2083862#2083862

大雑把に要約すれば
「明るい未来が見えません」ということ。ちょっと注意して欲しいのは、ここでいう明るい未来というのが、必ずしも組織自体の未来というわけではないということ。実際、いずれの会社も業績的には申し分ない大企業だ(まあ内情は違うのかもしれないが)。

かつては会社の利益と個人の利益は矛盾しないと言われてきた.つまり会社が売上を伸ばし,成長すれば役職の数も増え,管理職に昇進して給料も上がる*1というわけだ.
しかし現実はそんなに甘くはない.個人の利益と企業の利益は相反することが少なくない.特に短期的には,労働者を搾取し「できる奴から潰していけ.どうせ技術者の代わりなんていくらでもいる.」という姿勢で臨む方が,短期的には利益が上がるように見えるだろう.

社内には相変わらず新入社員から役員まで繫がる一本のキャリアパスしかなく、報酬は主任→課長→部長という具合に、順を追って段階的に上がていくしかない。

コレって技術者にとっては地獄ですね.狭い門をくぐり抜けて昇進して技術者の墓場に入るか,現場で技術を磨いて貧乏路線をひた走るか.どっちに転んでも幸せにはなれない.

なんで「現場で技術を磨いて,技術力で会社に貢献し,相当な対価をもらって幸せになる」という選択肢がないのだろう.

*1:技術者は除く.