2007年はターニングポイントとなるか

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そろそろなってくれんと国が滅びかねない。*1

  • この制度、「働いたら働いた分だけ能力が上がる」ということを前提としていた
  • この時代の経営戦略を一言であらわすなら「いっぱい作って、いっぱい売る」という点につきる。
  • 今考えると不思議な話だが、当時は「赤字や売り上げ減なんてありえない」と、世の経営者は本気で考えていたらしい
  • 当時の採用計画なんかを見ると、「なんとなく前年比+αを採用」的なことが冗談抜きで書いてあったりするから恐ろしい
  • 人件費カットは、若い世代の昇給を抑制することで達成されることになる。そのために“便宜的に”使われたのが成果主義であり、昇給さえ押さえ込めれば、別になんでも良かったのだ。
  • 具体的には、1. 若年層だけにしわ寄せがくるシステムを見直す。2. 「新卒男性総合職」偏重型の採用を見直す。3. それらを実現するために、職能給から職務給への置き換えをすすめる。ことが必須だろう。
  • こういった組織の中で、若者はあまりにも少数派で、あまりにも弱い立場なのだ
  • 定期昇給も無い、かといって成果主義による抜擢も無いようなダメな会社」からは、間違いなく若い人材が流出するだろう。第二新卒市場がこれほど拡大した今となってはいくら「昭和の価値観」を説いたところで、若者をつなぎとめることは難しい。
  • 少なくとも僕個人は「実力で勝負をしたが失敗し、飢え死にした」なんて人は知らない。ついていけなかったとしても、それぞれそれなりの職についている。“実力主義”と言ったって、何も戦国時代や西部開拓時代なわけではないのだ。

*1:さっさと国外脱出の準備をしておいた方がいいかな?