クレージーな経営がクレージーな労働環境を産む/日本マクドナルド

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091112-00000001-president-bus_all
これは見事な釣り堀.
http://b.hatena.ne.jp/entry/zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091112-00000001-president-bus_all

時間管理は手帳の使い方よりも、無駄な予定を入れないことにつきますね。とくに、当社は午後6時以降の残業は禁止。社長も例外ではないので、余計なことをやっている暇はありません。たとえば、何の準備もできていないのにとりあえず集まることが目的となっている定例ミーティングや、すでに決まっていることを確認するような会議。こういう予定は絶対に入れないようにしています。

午後6時以降の残業禁止は私が決めました。仕事が人生のすべてのような考え方は健全ではないからです。
 だいたい、社員が長時間労働に耐えることで製品のコスト競争力を上げるというのは、戦後の復興期の政策です。これからの日本企業はインテレクチュアル・プロパティー(知的財産)やクリエーティビティーで差別化を図っていかなければなりません。労働時間を延ばすというのは明らかに時代に逆行しています。

書いてあることは美しいし,正論な部分もある.だが偽装店長で有名な日本マクドナルドとしては,「お前が言うな大賞」.


それに「ONとOFFの切り替え」というよりは,「建て前と本音の切り替え」という気がしないでもない.「上流工程の方々は寝言をほざいてるだけだから定時帰り.その分,現場は上流工程の尻ぬぐいでデスマーチ」というお馴染みの光景が目に浮かぶ.

まあセールストークなんてのは,こんなものだろうけどね.

それにしても,

浮かんだアイデアは、覚えるのでメモ帳は要りません。書くと安心して忘れてしまうでしょう。それだと、メモ帳を失くしたらそれで終わりではないですか。だったら気合を入れて記憶したほうがよっぽど安心できます。たとえど忘れしても、意味のあるアイデアなら、いざというときには必ず思い出せるものです。

覚えられる程度のものしか記憶しなくていい,忘れたものについては責任を取らなくていいとは,随分とお気楽なご身分だ.

福島正則に学ぶ部下のマネジメント

http://blog.goo.ne.jp/jyoshige/e/d854b7785dfe62f122a572a7234d8e2b

ふと、江戸時代初期の大名・福島正則のエピソードを思い出した(名将言行録より)。
領内の酷政にたまらず陳情に来た農民達を捕まえて、正則はあっさり処刑してしまう。その時のセリフがなんともすかしている。
「俺の部下は俺のために命を張っている。それに比べてお前たちは年貢も払おうとせずなんという言い草だ」(意訳)
そして、それを見て士気を高めるマッチョな家臣団一同…。

要するに、戦国大名出身の福島正則にとっては、同じ階層の家臣こそ守るべき身内であり、その下の領民というのは、搾取と切り捨ての対象に過ぎないわけだ。農民にとってはたまったものではないが、武士階級にとって正則は良い雇用主である。

そして、やってることはそのまま、現在の大手労使と同じだろう。まさに身分制度である。

福島正則マクドナルド社長,家臣たちがマクドナルドの正社員,年貢を納める農民が各店舗の偽装店長や非正規雇用達…….